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バンパーの擦り傷、コンパウンドで消せる?先に結論(僕の結果)

バンパーの擦り傷って、見つけた瞬間にテンションが下がります。しかも「これくらいなら自分でどうにかできそう」に見えるのが、また悩ましいんですよね。
僕は量販店で買った市販のコンパウンドを試しましたが、僕のやり方だと見た目はほぼ変わりませんでした。ただし、これは商品批判ではなく、「なぜ消えないのか」を切り分けるための忘備録です。

「消えない=失敗」じゃなくて、そもそも“磨いて消える種類”じゃない可能性があります。最初に見分けるのが一番の近道です。
困った時はこうしろ
時間がない人は、まずこれだけやると迷いが減ります。いきなり磨く前に、勝てる戦いかどうかを見ます。
- 洗って汚れ・砂を落とす(判断のブレを減らす)
- 乾かして明るい場所で角度を変えて見る(見え方が変わるか確認)
- 触って爪の引っかかりをチェック(浅い/深いの目安)
- 小範囲でテストして変化が出るかだけ見る(全体は後)
- 撤退ラインを決める(ダラダラ磨かない)

「磨けば消える系」か「磨いても無理系」かを先に分けると、ムダな出費と時間が減ります。
この記事でわかること
- 市販コンパウンドで変化が出やすい擦り傷/厳しい擦り傷の考え方(断定ではなく目安)
- 僕の検証で「消えなかった」時に怪しいポイント(施工・下処理・判断ミス)
- 次に試すならどう切り分けるか(安全寄りのやり直し手順)
- やったらNG(悪化しやすい行動)と撤退ライン
- ダメだった時の次の一手(無理せず切り替える)
買った市販コンパウンドの第一印象

量販店のコンパウンドって、パッケージが「これで傷いけます!」感が強くて、正直期待しました。裏面の説明は情報が多くて、最初は「結局どれが正解?」ってなりがちです。
僕も最初それでしたが、読み直すと使い方自体は書いてあります。なので一旦は、説明どおりに施工しました(変にアレンジはしてないつもり)。
今回のバンパー擦り傷の状態

今回の傷は、バンパー表面に擦った跡がある状態です。見た目だけだと「表面をちょっと磨けば消えそう」に見えるタイプでした。(個人的主観)
ただ、ここが落とし穴です。擦り傷っぽく見えても、相手の塗料が付着してるだけのこともあれば、自分の塗装が削れてることもあります。さらに深いと、素材(樹脂)までいってる場合もあります。
僕が実際にやったこと
やったことはシンプルで、塗って、こすって、拭いて、確認。ほんとにこれだけです。
結果として、僕の目では「消えた!」とは言えませんでした。そこで「俺のやり方?それとも傷が深い?」ってなりました。
まず整理:擦り傷に見える“4つの正体”
ここを整理すると、次の一手が決めやすいです。あくまで考え方の枠組みで、断定ではありません。
1)付着物(相手の塗料・ゴム・汚れ)
自分の塗装が削れてるんじゃなくて、上に何かが乗ってる状態です。落とせる可能性があります。
2)表面の細かい傷(ツヤが乱れて白っぽく見える)
浅い傷で、光の反射が乱れて白っぽく見えるタイプです。コンパウンドで変化が出る可能性があります。
3)塗装まで削れている(色が抜けて見える)
塗装の層に到達していると、磨いても「無いものは戻らない」方向になります。目立たなくする工夫は別ルートになりがちです。
4)素材(樹脂)までいっている(えぐれ・白化が強い)
黒い樹脂バンパーが白くえぐれたように見える場合、磨き一本で消すのは厳しい可能性があります。
コンパウンドで変化が出やすい傷/出にくい傷
ここからは一般論としての目安です。断定ではなく、「可能性の話」として読んでください。
変化が出やすい可能性があるパターン(まず試す価値あり)
- 触るとザラザラ、上に乗ってる感がある(付着物の可能性)
- 光の当たり方で見え方が変わる(うっすら白っぽい)
- 爪でなぞっても引っかかりが少ない(浅い可能性)
- 濡らすと目立たなくなる(乾くと白く見える)※あくまで目安
厳しい可能性があるパターン(磨き一本勝負は危険)
- 爪がハッキリ引っかかる(溝の可能性)
- 線の輪郭が硬い/くっきりしてる(深さがある可能性)
- 黒い樹脂が白くえぐれたように見える(素材まで行ってそう)
- 同じ場所を磨いても変化がほぼ出ない(層の問題の可能性)

僕の結果は「磨いても変化が薄い」側でした。なので現時点では、傷が深い or そもそも磨く対象じゃない可能性を疑っています。
僕の施工で「怪しい」と思っているポイント
商品が悪いと決めつけたくないので、まずは自分の施工の可能性を潰したいです。僕が怪しいと思ってるのはこのへん。
下処理が甘かった可能性(洗浄・拭き取り不足)
磨く前に汚れや砂が残ってると、磨きの効率が落ちます。さらに余計な傷を増やす原因にもなります。
僕は「とりあえず磨く」に寄ってたかもしれません。次やるなら、洗って→乾かして→状態を見てからを徹底します。
力加減が合ってなかった可能性(弱すぎ/怖くて止めた)
弱すぎれば削れないし、強すぎれば怖い。初心者ほどここで迷います。
僕も「これ以上やったら逆にヤバそう」で止めた感がありました。変化が出ないなら、単純に“届いてない”可能性もあります。
磨く回数・時間が足りなかった可能性(期待値が高すぎた)
一回で劇的に変わる期待を持ってたのは正直あります。浅い傷ならそれでも変化が出ることはありますが、そうじゃない場合は回数が必要なこともあります。
ただし、やりすぎはリスクです。だから次は「やる回数」よりも、撤退ラインを先に決めます。
施工範囲が狭すぎた可能性(ツヤ差で逆に目立つ)
傷の線だけを狙って磨くと、周囲とのツヤの差が出て逆に目立つことがあります。少し広めに均していく方が自然になるケースもあります。
僕はビビってピンポイント寄りだったので、そこも反省点です。

「効かないから強く長く」は、初心者ほど危ないやつです。変化がない時ほど、手順を戻して切り分けた方が安全です。
次に試すならこう切り分ける

同じ状況になったら、次は「傷の正体」を先に決めに行きます。ここが一番のハマりポイントだと思っています。
手順はこれ(安全寄り):焦って磨く前に、順番を固定します。
手順1:洗って、乾かして、明るい場所で確認(判断の土台)
泥や油膜があると判断がブレます。白さが汚れなのか、傷なのかが分かりにくいからです。
先にキレイにしてから、角度を変えて見ます。写真も撮っておくと、後で比較できて便利です。
手順2:触ってチェック(爪の引っかかりで期待値を決める)
爪でなぞって強く引っかかるなら、深い可能性が上がります。引っかかりが弱いなら、磨きで変化が出る可能性が上がります。
ここで「勝てそうかどうか」を決めます。勝てない戦いに突っ込むと、時間も気持ちも持っていかれます(僕がまさにそれ)。
手順3:小さい範囲でテスト(いきなり全体をやらない)
まずは目立たない小範囲で試して、変化が出るか確認します。いきなり全面をやると、戻しにくいです。
- 変化が出る → 同じやり方で少しずつ範囲を広げる
- 変化が出ない → 深さ・層・付着物を疑って別ルートへ
※ここに「テストした場所」「回数」「変化の有無」を追記してください(次回検証で記事が強くなります)
手順4:撤退ラインを決める(ダラダラ磨かない)
「ここまでやって変化が少ないなら切り替える」という基準を先に決めます。ダラダラ磨くのが一番危ないです。
僕は今回この基準が曖昧でした。次は“引き際”込みで設計します。
「コンパウンドやり直し」で意識したいコツ

ここは製品ごとに推奨があるので、基本は説明書き優先です。そのうえで、初心者が迷いやすいポイントだけ整理します(断定ではありません)。
コツ1:クロスはきれいな面を使う(汚れの再擦りを避ける)
一度使った面には汚れが乗ります。その状態でこすると、余計な傷の原因になることがあります。
拭き取り用は別にするなど、クロスの運用だけでも失敗が減りやすいです。
コツ2:「一点ゴシゴシ」より「少し広めに均す」意識
線だけを狙うと、周囲とのツヤ差が出て目立つことがあります。少し広めに均して、境目をぼかす意識があると自然になりやすいです。
コツ3:途中で“光の当て方”を変えて確認する
同じ角度だけだと、変化が分かりにくいことがあります。光を斜めに当てたり、少し離れて見たりすると、ツヤの差が見えやすいです。
コツ4:無理に追い込まない(ツヤの方が大事な場面もある)
線をゼロにしたくなりますが、そこを追いすぎると別の問題(ツヤ差・ムラ)が出ることがあります。
「薄くなった」「目立ちにくくなった」で勝ちにするのも、現実的な落とし所です。
やったらNG(悪化しやすい行動)

初心者ほどやりがちな、危ないやつをまとめます。僕もやりそうになったので戒めです。
- 砂や汚れが残った状態で擦る(余計な傷が増える)
- 乾いた面・乾いた布で擦り続ける(摩擦が増えてリスク)
- 一点だけを狙い撃ちして延々こする(ツヤ差が出やすい)
- 変化が出ないのに「もっと強く・もっと長く」で押し切る(撤退できなくなる)
- いきなり広範囲を施工する(失敗した時のダメージが大きい)
どうしても気になる人向け:ダメだった時の次の一手(切り替え案)
ここも断定ではなく選択肢です。擦り傷の種類によって、合う手が変わります。
- 付着物っぽい:落とす方向(洗浄・拭き取りなど)を先に試す
- 浅い擦れっぽい:下処理と手順を見直して、テスト施工→問題なければ再チャレンジ
- 深い傷っぽい:隠す・補修・プロ相談など「別ルート」に切り替える
僕が言いたいのはこれです。磨きで勝てる戦いかどうかを先に見極める。勝てない戦いに突っ込むと、時間も気持ちも持っていかれます。
予防:次から困らないために
- 擦った直後ほど、まずは洗って状態確認(汚れで“傷が増えたように見える”こともあります)
- 写真を撮っておく(後で変化を比較できる)
- いきなり磨かず、小範囲テスト→撤退ラインを決める
- 時間がない時ほど「今日は判断だけして、作業は別日」もアリ(焦りが事故を呼ぶ)
まとめ:今回は消えなかった。でも“切り分けの型”は作れた

量販店の市販コンパウンドを買って、バンパーの擦り傷に使ってみました。結果、僕のやり方だと、はっきりした改善は出ませんでした。
ただし、これは商品を批判したい記事ではありません。僕の下処理や力加減、磨き方の問題がある可能性もあるし、そもそも傷が深い可能性もあります。
同じように困っている人は、まず「傷の正体」を切り分けて、勝てる戦いだけやるのがおすすめです。もし「こうしたら消えた」「この傷は無理だった」「判断ポイントはこれ」など経験があれば、ぜひコメント等で教えてください。次の検証に活かします。

