「スマホを楽天モバイルに乗り換えたのに、ネットにつながらない…」そんな焦りを感じていませんか?
これは、スマホの「APN設定」が正しく行われていないことが原因かもしれません。
楽天モバイルは端末によって自動設定される場合と、手動設定が必要な場合があります。
特に他社からの乗り換えや中古端末を使う場合は、APN設定をしないとインターネットに接続できません。

この記事では、iPhone・Android別の詳しいAPN設定方法と、設定できない場合の対処法を徹底解説します! あなたのスマホを楽天モバイルで快適に使うための必須知識を身につけましょう。
楽天モバイルのSIMカードを使用するにはAPN設定が必要です。楽天モバイルで購入した端末やiOS 16以降のiPhoneなら設定不要ですが、他社から乗り換えた端末や中古端末では手動設定が必要です。iPhoneは「構成プロファイル」をインストールし、Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」から新規APNを作成します。必要な設定値はAPN「rakuten.jp」、ユーザー名「rakuten」、パスワード「rakuten」などです。設定できない場合は端末再起動やネットワーク設定のリセットを試し、それでも解決しない場合はSIMロック解除の確認やサポートへの問い合わせが必要です。
この記事でわかること
- 楽天モバイルでAPN設定が必要な場合と不要な場合
- iPhoneでの楽天モバイルAPN設定方法
- Androidでの楽天モバイルAPN設定方法
- APN設定ができない時の対処法
- APN設定における注意点
- 設定が完了したかの確認方法
楽天モバイルのAPN設定とは?基本知識と必要性
スマホでインターネットを使うには、「どこにつなげばいいのか」という情報が必要です。これが「APN設定」です。正しく設定しないと、楽天モバイルのSIMを入れても通信ができません。まずは基本を理解しましょう。
① APNとは何か?インターネット接続に必要な設定
APN(アクセスポイント名)とは、スマホがインターネットに接続するために必要な「住所」のようなものです。 具体的には、以下のような情報を設定します:
- 接続先の名前(APN名)
- ユーザー名
- パスワード
- 認証タイプ
これらの情報を正しく設定することで、スマホは楽天モバイルの回線を通じてインターネットにつながれるようになります。言わば、スマホに「ここに接続してね」と教えてあげる作業なのです。
② 楽天モバイルでAPN設定が必要なケースと不要なケース
楽天モバイルでは、端末によってAPN設定が必要な場合と不要な場合があります。
楽天回線対応製品は設定不要
楽天モバイルで購入した端末は、基本的にAPN設定が不要です。これは、「楽天回線対応製品」として初めから設定情報が入っているためです。 楽天モバイル公式サイトの情報によると、以下の場合はAPN設定が不要です:
- 楽天モバイルで購入した端末
- 楽天回線対応と明記されている端末
- iOS 16以降のiPhone(大半のケースで自動設定対応)
他社製品・中古端末は設定が必要
一方で、以下の場合はAPN設定が必要です:
- 他社から乗り換えた端末(SIMロック解除済み)
- 中古で購入した端末
- iOS 15以前のiPhone
- 楽天回線非対応のAndroid端末
特に他社からの乗り換えの場合、前のキャリアのAPN設定が残ったままになっているため、新しく楽天モバイル用の設定をする必要があります。
③ APN設定をしないとどうなる?通信障害の症状
APN設定をしないと、以下のような症状が現れます:
- インターネットに接続できない
- LTEや5Gマークは表示されるが通信ができない
- アプリがデータを読み込めない
- ブラウザでウェブサイトが開けない
- メールの送受信ができない

楽天モバイルのサポートセンターによると、通信ができない問い合わせの中で多くの割合を占めるのがAPN設定に関する相談だということです。つまり、多くの人が同じ問題で困っているということです。
iPhoneでの楽天モバイルAPN設定方法(iOS対応)
iPhoneでは主に「構成プロファイル」というものをインストールしてAPN設定を行います。バージョンによって方法が異なるので、ご自身のiOSバージョンに合わせた方法で設定しましょう。
① 構成プロファイルのインストール手順
iOS 16以降の自動設定について
楽天モバイル公式サイトによると、iOS 16以降のiPhoneでは、多くの場合SIMカードを挿入するだけで自動的にAPNが設定されるようになっています。 設定手順:
- iPhoneの電源を切る
- 楽天モバイルのSIMカードを挿入
- iPhoneの電源を入れる
- 自動的にAPN設定が行われる
ただし、機種や状況によっては自動設定されないケースもあります。その場合は次の「構成プロファイルのダウンロード方法」を試してください。
構成プロファイルのダウンロード方法
iOS 15以前のiPhone、または自動設定されなかった場合は、以下の手順で構成プロファイルをインストールします:
- iPhoneでSafariを開く
- 楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/)にアクセス
- 「APN構成プロファイルのダウンロード」をタップ
- 「プロファイルがダウンロードされました」と表示されたら「設定」をタップ
- 設定アプリの「プロファイルがダウンロードされました」をタップ
- 右上の「インストール」をタップ
- パスコードを入力
- 「インストール」をタップ
- 再度「インストール」をタップして完了
インストール完了後、通信が可能になっているか確認してください。
② 手動でのAPN設定方法(古いiOS向け)
非常に古いiOSバージョン(iOS 9など)では、構成プロファイルだけでなく追加で手動設定が必要な場合があります。
APN情報の入力項目と設定値
設定アプリから以下の項目を手動で入力します:
項目 | 入力する値 |
---|---|
APN | rakuten.jp |
ユーザー名 | rakuten |
パスワード | rakuten |
MMSC | http://mms.rakuten.jp |
MMSプロキシ | 空白 |
MMSポート | 空白 |
これらの設定値は楽天モバイル公式サイトで確認できる最新の推奨値です。
③ eSIM対応iPhoneでの設定手順
eSIMを使う場合、物理的なSIMカードではなくデジタルのSIMを設定します。
QRコードスキャンによる設定方法
- 楽天モバイルから送られてきたeSIM用QRコードを用意
- iPhoneの設定アプリを開く
- 「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」をタップ
- 「QRコードをスキャン」を選択
- QRコードをカメラでスキャン
- 画面の指示に従って設定を完了
- その後、必要に応じてAPN構成プロファイルをインストール

近年のスマホ市場では、eSIMへの移行が進んでいることが各種調査で報告されています。
Androidでの楽天モバイルAPN設定方法
Androidの場合、機種によって設定画面が若干異なりますが、基本的な流れは同じです。ここでは標準的な設定方法と、主要機種別の手順を紹介します。
① 標準的なAndroid端末での設定手順
設定アプリからのAPN設定方法
- Androidの「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「アクセスポイント名」または「APN」をタップ
- 画面右上の「+」または「新しいAPN」をタップ
- 必要な情報を入力
- 入力後、「保存」をタップ
- 保存したAPNを選択(ラジオボタンをタップ)
必要な入力情報(APN名・ユーザー名・パスワード)
以下の情報を正確に入力してください:
項目 | 入力する値 |
---|---|
名前 | Rakuten |
APN | rakuten.jp |
ユーザー名 | rakuten |
パスワード | rakuten |
認証タイプ | PAP または CHAP |
APNタイプ | default,supl,hipri,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
MVNOタイプ | SPN |
これらの設定値は楽天モバイル公式サイトで公開されている値です。
② 機種別の設定方法の違い
Googleピクセルでの設定手順
Google Pixelシリーズの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「SIMカード」をタップ
- 楽天モバイルのSIMを選択
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 右上の「+」をタップして新規作成
- 必要情報を入力して「保存」
Galaxyシリーズでの設定手順
Samsung Galaxyシリーズの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「接続」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 右上の「⋮」(メニュー)をタップ
- 「APNを追加」をタップ
- 必要情報を入力して「保存」
③ Android 11以降の新しい設定画面での操作方法
Android 11以降では、セキュリティ強化のためAPN設定画面へのアクセス方法が変更されている場合があります。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「インターネット」をタップ
- 楽天モバイルのSIMを長押し
- 「SIM設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 以降は同じ手順で設定

Android端末は機種やOSバージョンによって設定画面が異なるため、ご使用の端末の画面に合わせて操作してください。
APN設定ができない時の対処法と原因
APN設定をしようとしても、うまくいかないケースがあります。機種ごとの対処法を紹介します。
① iPhoneでAPN設定ができない場合の対処法
プロファイルインストールエラーの解決方法
構成プロファイルのインストールでエラーが出る場合:
- インターネット接続を確認:Wi-Fiに接続した状態で再試行
- Safari以外のブラウザを使っている場合:SafariでURLを開き直す
- 設定アプリの再起動:設定アプリを完全に閉じて再度開く
- 端末の再起動:iPhoneを再起動してから再度試す
- 古いプロファイルの削除:設定→一般→プロファイルから古いAPN設定を削除
iPhoneでは、APN構成プロファイルは同時に1種類しか持てない制限があります。これは楽天モバイル公式サイトでも明記されている重要な注意点です。他社からの乗り換えの場合、古いプロファイルを先に削除する必要があります。
機種が非対応の場合の対応策
非常に古いiPhoneモデルなど、対応していない場合:
- 最新のiOSにアップデート:可能であれば最新のiOSにアップデート
- 楽天モバイルサポートに相談:チャットサポートまたは店舗で相談
- 機種変更の検討:対応端末への機種変更を検討
② Androidで設定できない場合のトラブルシューティング
APN設定がグレーアウトしている場合の対処法
APNメニューがグレーアウトして選択できない場合:
- SIMカードの確認:正しく挿入されているか確認
- 機内モードの切り替え:機内モードをオン→オフして再接続
- 端末の再起動:電源を完全に切って再起動
- ネットワーク設定のリセット:設定→システム→リセット→ネットワーク設定をリセット
- SIMロック解除の確認:SIMロックが解除されていない場合は設定できない
設定後も接続できない場合の確認ポイント
APNを正しく設定したのに接続できない場合:
- モバイルデータ通信がオンになっているか確認
- データローミングがオンになっているか確認(一部の端末で必要)
- 正しいAPNが選択されているか確認(複数ある場合はRakutenが選択されているか)
- 入力情報に誤りがないか再確認(特にrakuten.jpなど)
- サービスエリア内かどうか確認:楽天回線のエリア外の場合はパートナー回線に切り替わる
③ ネットワーク接続のリセット方法
最後の手段として、端末のネットワーク設定を完全にリセットする方法があります: iPhoneの場合:
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」を開く
- 「ネットワーク設定をリセット」を選択
- パスコードを入力して確認
- 再起動後、APNを再設定
Androidの場合:
- 「設定」→「システム」を開く
- 「リセットオプション」または「バックアップとリセット」を選択
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- 「リセット」をタップして確認
- 再起動後、APNを再設定

ネットワーク設定をリセットすると、保存されているWi-Fi情報も消えるので注意が必要です。
楽天モバイルのAPN設定における注意点
スムーズにAPN設定を行うための注意点をいくつか紹介します。
① SIMロック解除の確認方法
他社から持ち込んだ端末の場合、SIMロック解除が必要です。
キャリア別のSIMロック解除手続き
各キャリアでのSIMロック解除方法:
キャリア | SIMロック解除方法 |
---|---|
ドコモ | My docomoから手続き可能 |
au | My auから手続き可能 |
ソフトバンク | My SoftBankから手続き可能 |
2021年10月以降に発売された端末は、法令によりSIMロックがかけられていません。それ以前の端末は、元のキャリアでSIMロック解除の手続きが必要です。
② iPhoneでのAPN構成プロファイルの注意点
プロファイルは1種類しか持てない制限
iPhoneでは、APN構成プロファイルは同時に1種類しか持てないという重要な制限があります。 これは楽天モバイル公式サイトでも明記されており、他社から楽天モバイルに乗り換える場合に特に重要です。例えば、以前ドコモを使っていた場合:
- まず、設定→一般→プロファイルから古い構成プロファイルを削除
- その後、楽天モバイルの構成プロファイルをインストール
この手順を間違えると、「プロファイルをインストールできません」というエラーが表示されます。
③ テザリング利用時の追加設定
APN設定とテザリング機能の関係
テザリング(他の機器とインターネット接続を共有する機能)を使うには、追加設定が必要な場合があります。
- iPhoneの場合:楽天モバイルの構成プロファイルでテザリングも自動設定されます
- Androidの場合:APN設定の際に「APNタイプ」に「dun」を含める必要があります
特にAndroidでは、以下の点に注意しましょう:
- APN設定の「APNタイプ」に「default,supl,hipri,dun」と入力
- 入力を省略すると、テザリングが利用できない場合がある

多くのユーザーがテザリング機能を活用しているため、正しい設定が重要です。
まとめ:楽天モバイルのAPN設定で快適な通信環境を実現
ここまで、楽天モバイルのAPN設定について詳しく解説してきました。
① 設定が完了したかの確認方法
APN設定が正しく行われたかは、以下の方法で確認できます:
- モバイルデータ通信をオンにする(Wi-Fiをオフにする)
- ブラウザでウェブサイトを開いてみる(例:https://www.rakuten.co.jp/)
- YouTubeなどの動画サイトで再生してみる
- LINEなどのメッセージアプリで送受信してみる
これらがすべて問題なく行えれば、APN設定は正しく完了しています。
② 困ったときの問い合わせ先一覧
どうしても解決しない場合は、以下の窓口に問い合わせましょう:
問い合わせ先 | 連絡先・営業時間 |
---|---|
楽天モバイルチャットサポート | My 楽天モバイルアプリから(9:00〜20:00) |
楽天モバイルショップ | 全国の店舗で相談可能(予約推奨) |
楽天モバイル電話サポート | My 楽天モバイルアプリの「電話でお問い合わせ」から(9:00〜20:00) |
店舗での相談は、実機を見ながら設定してもらえるため、初めての方や高齢の方には特におすすめです。 My 楽天モバイルアプリからのチャットサポートは9:00〜20:00の間で対応しており、最も手軽に相談できる方法です。

以上の手順とポイントを押さえれば、楽天モバイルのAPN設定は難しくありません。この記事を参考に、ぜひ快適な通信環境を実現してください!
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