スマホと自宅のネット回線、合わせて毎月いくら払っているか把握していますか。
ドコモやau、ソフトバンクで無制限プランを契約し、自宅にはドコモ光やソフトバンク光を引いている場合、スマホ+光回線で月1万円を超えている家庭はめずらしくありません。
「もう少し安くしたいけど、何をどう変えたらいいかわからない」。
そんな人に知ってほしいのが、楽天モバイルと楽天ひかりを組み合わせて使うと毎月1,000ポイントがずっと還元される仕組み、「最強おうちプログラム」です。
ポイントを毎月の支払いに回せば、体感としては月1,000円引きと同じです。
しかもスマホ代は段階制なので、自宅でWi-Fiを使うほどスマホの月額も下がりやすい。
「セットにしたら両方安くなった」という状態を作れるのが、このプログラムの本質です。
ただし、全員が得するわけではありません。
「初めて楽天ひかりを申し込む人だけが対象」だったり、「もらえるポイントに有効期限がある」など、見落としやすい条件もあります。
この記事では、条件・料金・キャンペーン・他社比較・向き不向き・失敗パターン・申し込み手順まで、判断に必要な情報をすべてまとめました。
この記事でわかること
・最強おうちプログラムの条件と、ポイントが付くタイミング
・楽天ひかりの料金と、工事費を実質0円にする仕組み
・楽天モバイルの料金、家族割、青春割、こども割、シニア向け特典との併用
・大手3キャリアと並べたときの損しない判断軸
・申し込みの手順を5ステップで解説
・向いている人・向いていない人を正直に整理
・よくある失敗パターンと防ぎ方
・iPhone/Androidの対応と、データ移行の注意点
・プラチナバンドと屋内対策で電波不安を減らす方法
最強おうちプログラムとは?ざっくり30秒で理解する

最強おうちプログラムは、2025年3月4日に始まった楽天のセット割です。
やっていることは非常にシンプルで、楽天モバイルと自宅のネット回線(楽天ひかり or Rakuten Turbo)をセットで使うと、毎月1,000ポイントがもらえる。
それだけです。
年間にすると12,000ポイント。
スマホの支払いに充てれば、3GBしか使わない月なんてほぼタダ同然になります。
しかも、エントリーや参加申請は不要。
楽天モバイルと楽天ひかりを同じ楽天IDで契約するだけで、自動的に適用されます。
家族割のようにグループを組んだり、毎月ボタンを押す必要はありません。
ただし「値引き」ではなく「ポイント還元」なので、何もしないとポイントが貯まって失効するリスクがあります。
だから、契約したら楽天モバイルの支払いにポイントを自動で充てる設定まで済ませておくのが鉄板です。
条件は3つだけ。当てはまれば対象
「初めて」がポイントです。
過去に楽天ひかりや旧・楽天コミュニケーションズ光を使ったことがある人は対象外になります。
また、楽天ひかりの場合は申し込み月を1カ月目として4カ月目の末日までに開通が必要です。
工事日の調整が遅れると適用されないこともあるので、申し込んだらすぐに工事日を予約するのがおすすめです。
ポイントが届くのは「翌々月末」から
ここ、意外と見落とす人が多いです。
申し込んだ翌月にすぐもらえるわけではなく、セット利用が確認された月の翌々月末日ごろから進呈が始まります。
たとえば8月末にセット利用が確認されたら、最初の1,000ポイントが届くのは10月末ごろ。
ちょっとタイムラグがあるので、「ポイントが来ない!」と焦る前に、この仕組みを頭に入れておくと安心です。
ポイントの有効期限は進呈日を含めて6カ月。
毎月もらう→毎月の支払いに充てる、のサイクルを作っておけば、失効する心配はほぼありません。
楽天ひかりの料金と初期費用をやさしく整理

楽天ひかりの月額はシンプルに2つだけ。
戸建てかマンションかで決まります。
| プラン | 月額(税込) | 契約期間 | おうちプログラム1,000pt充当時 |
|---|---|---|---|
| マンションプラン | 4,180円 | 2年 | 体感3,180円相当 |
| ファミリープラン(戸建て) | 5,280円 | 2年 | 体感4,280円相当 |
他社の光回線と比べて特別安いわけではありませんが、最強おうちプログラムのポイント還元を加味すると実質的にはかなり安い水準になります。
初期費用は、初期登録費880円(税込)と工事費です。
工事費は派遣工事の場合、最大22,000円かかります。
「それ高くない?」と思うかもしれませんが、ここは安心してください。
現在は工事費実質0円キャンペーンが実施されていて、工事費を24回の分割払いにし、毎月の分割額と同額の楽天ポイントを24カ月にわたって還元してくれます。
開通3カ月目から還元が始まるので、27カ月目で満額回収できる計算です。
ここだけ注意
工事費のポイント還元中に解約すると、残りのポイントはもらえなくなります。
12カ月で解約した場合、約11,000円分のポイントを取り損ねる計算です。
さらに契約解除料(マンション4,180円/戸建て5,280円)も発生します。
「最低2年は使う」つもりで申し込むのが安全です。
楽天モバイルの料金と各種割引で「スマホ代」をもっと軽くする
楽天モバイルのRakuten最強プランは段階制。
使ったギガの量で月額が変わるので、自宅でWi-Fi(楽天ひかり)につないでいる間はデータ消費がゼロ。
結果として、スマホ代が勝手に安くなりやすい構造です。
| データ利用量 | 月額(税込) | 家族割(-110円)適用後 | おうちプログラム1,000pt充当後 |
|---|---|---|---|
| 3GBまで | 1,078円 | 968円 | 体感0円に近い |
| 20GBまで | 2,178円 | 2,068円 | 体感1,068円相当 |
| 20GB超(無制限) | 3,278円 | 3,168円 | 体感2,168円相当 |
自宅にWi-Fiがあると、外で使うのはメールチェックやSNS程度。
3GB以内に収まる月がほとんどなら、家族割とおうちプログラムの合わせ技でスマホ代が実質タダに近づくわけです。
家族割の「最強家族プログラム」は、グループを作って招待リンクを送るだけで適用されます。
最大20回線まで登録OK。
名字が違う親戚や、事実婚・同性パートナーも対象に含まれるので、「家族」のハードルはかなり低いです。
おうちプログラムと併用できる割引一覧
・最強家族プログラム:全員月110円引き
・最強青春割(13〜22歳):3GBまで月440円引き/3GB超は月110円引き
・最強こども割(12歳以下):3GBまで月440円引き/3GB超は月110円引き
・最強シニアプログラム(65歳以上):通話かけ放題オプションが割引
全部重ねがけできるので、子どもの3GB利用なら月額528円、ポイント充当でさらに軽くなります。
大手3キャリアと正直に比較する

「本当にお得なの?」を判断するには、やっぱり比較表がいちばん早いです。
ただし、前提として伝えておきたいのは、「どれが正解」ではなく「自分の生活に合うか」で選ぶのが失敗しないコツだということ。
| 比較項目 | 楽天モバイル | ドコモ | au | ソフトバンク |
|---|---|---|---|---|
| 無制限帯の月額 | 3,278円(段階制) | eximo:7,315円(割引前) | 使い放題MAX:7,238円(割引前) | メリハリ無制限+:7,425円(割引前) |
| 通話料 | Rakuten Linkで国内通話0円(一部対象外あり) | かけ放題オプション月1,980円 | かけ放題オプション月1,980円 | かけ放題オプション月1,980円 |
| 光回線セット割 | 毎月1,000pt還元+SPU | 家族1人ごと最大1,100円引き | 家族1人ごと最大1,100円引き | 家族1人ごと最大1,100円引き |
| 家族割の仕組み | 1人ごと月110円引き(最大20回線) | 3回線以上で1人1,100円引き | 3回線以上で1人1,100円引き | 3回線以上で1人1,210円引き |
| 海外利用 | 月2GBまで無料枠。追加は1GB単位 | 海外パス(時間制課金) | 海外放題(時間制課金) | 海外あんしん定額(時間制課金) |
| 店舗サポート | 楽天モバイルショップあり | 全国規模のショップ網 | 全国規模のショップ網 | 全国規模のショップ網 |
大手3キャリアのセット割は「家族3回線以上」で真価を発揮します。
4人家族なら1人1,100円×4人で月4,400円引きになるので、ここは正直強いです。
一方で楽天モバイルは、1人暮らしや2人世帯のように「家族回線が少ない」人ほど有利。
元の月額が安いうえにポイント還元があるので、割引なしでも大手より安く済みます。
楽天市場で日用品を買う人は、SPUのポイントアップもあるため、トータルのお得感がさらに大きくなります。
大手キャリアからの乗り換えについて、手順や注意点をもっと詳しく知りたい方はこちら。
ドコモ・au・ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換え完全ガイド
併用できるキャンペーンを全部整理する
「最強おうちプログラム」だけに注目して申し込むと、もったいない取りこぼしが発生します。
実は併用できるキャンペーンがいくつかあるので、まとめて拾いに行くのが正解です。
| キャンペーン | もらえるもの | いつもらえる | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 最強おうちプログラム | 毎月1,000pt | 翌々月末ごろから毎月 | 初めて申込限定。6カ月有効の期間限定pt |
| 工事費実質0円 | 最大22,000pt(24回分割) | 開通3カ月目から24カ月間 | 途中解約で残り消失 |
| 初めて申込で2,000pt | 2,000pt(1回) | 開通4カ月目の月末ごろ | キャンペーンページからのエントリー必要 |
| SPU +2倍 | 楽天市場の買い物pt+2倍 | 買い物月の翌月15日ごろ | 初回エントリー必須。月上限1,000pt |
合計すると、初年度だけでも12,000pt(おうちプログラム)+ 最大22,000pt(工事費)+ 2,000pt(初回特典)で年間36,000ポイント近くになる可能性があります。
さらにSPUで楽天市場の買い物がポイントアップするので、楽天経済圏を使う人ほどリターンが大きくなります。
SPUのエントリーは絶対に忘れないで
2025年2月から、楽天モバイルと楽天ひかりのSPUは初回エントリーが必須になりました。
エントリーせずに楽天市場で買い物しても、ポイントは+4倍にも+2倍にもなりません。
一度エントリーすれば以降は自動で継続されるので、手間は最初の1回だけ。
楽天モバイルのSPUページでボタンを押すだけで、楽天ひかりとキャリア決済のエントリーもまとめて完了します。
忘れた瞬間に損するので、契約後の初日にやるくらいの気持ちでOKです。
ちなみに月間の獲得上限は、楽天モバイルが2,000pt、楽天ひかりが1,000pt。
楽天市場で月5万円(税抜)以上買う人は上限に達しますが、日用品をまとめ買いする程度なら十分メリットがある範囲です。
向いている人・向いていない人を正直に整理する
ここ、いちばん大事なところです。
どんなに安くても、自分の生活に合わなければ意味がないので、正直に書きます。
特に気をつけてほしいのは、楽天市場を使わない人の場合。
SPUの恩恵がゼロになるので、大手キャリアの「家族1人ごと1,100円引き」のほうが、月の実質負担が軽くなるケースがあります。
逆に、楽天カードで食品や日用品を月3〜5万円買う生活をしている人は、SPUの還元だけでも月1,000円以上戻ってくる可能性があるので、セットの破壊力はかなりのものです。
「損した」を防ぐ。よくある失敗パターン5つ
申し込み自体は難しくないのに、「ポイントが来ない」「対象外だった」という声が一定数あります。
原因は大体パターン化されているので、先に知っておけば簡単に避けられます。
| ❌ やりがちな失敗 | ✅ こうすれば防げる |
|---|---|
| 楽天モバイルと楽天ひかりで別の楽天IDを使った | 申し込み前に楽天IDを確認。統合はできないので事前チェックが命 |
| 過去に楽天ひかりを使っていたことを忘れていた | 公式の契約履歴で確認。旧「楽天コミュニケーションズ光」も対象外 |
| SPUのエントリーを忘れたまま楽天市場で買い物した | 契約後すぐにSPUページでエントリー。1回やれば以降は自動 |
| 工事日の調整が遅れて4カ月以内に開通できなかった | 申し込んだ当日〜翌日には工事日予約。3〜4月の繁忙期は特に注意 |
| 期間限定ポイントの存在を知らず、気づいたら失効 | 楽天モバイルの支払いにポイント自動充当を設定すれば毎月勝手に消化 |
全部に共通するのは「事前に確認するだけで防げる」ということ。
特に楽天IDの統一とSPUのエントリーは、申し込む前にやるだけでOKなので、面倒がらずにやっておいてください。
申し込みの流れをステップ5つで解説

全体の流れは、楽天ID確認→スマホ申込→ひかり申込→開通→ポイント確認。
順番通りにやれば、特に迷うポイントはありません。
ステップ1:事前準備
・ログインできる楽天ID(スマホとひかりで同じものを使う)
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・支払い用のクレジットカード
・乗り換えならMNP予約番号(ワンストップ対応なら不要な場合も)
・固定回線が光コラボなら事業者変更承諾番号
MNPの手順が不安な方はこちらを先に読んでおくとスムーズです。
楽天モバイルMNP乗り換え完全ガイド
ステップ2:楽天モバイルを申し込む
公式サイトから「お申し込み」→Rakuten最強プランを選択→SIMの種類を選ぶ→本人確認→支払い方法を登録で完了。
オンラインか店舗か迷う方はこちらもどうぞ。
楽天モバイルの申し込み完全ガイド(オンラインと店舗の比較)
ステップ3:楽天ひかりを申し込む
楽天ひかり公式ページから住居タイプ→回線状況→工事日を選んで申し込み完了。
楽天モバイルとどちらが先でもOKですが、同じ楽天IDで申し込むことだけは忘れずに。
ステップ4:開通→Wi-Fi接続
工事が終わったらルーターをつないでWi-Fiに接続。
楽天ひかりはルーターのレンタルがないので、自分で用意する必要があります。
IPv6(クロスパス)対応のルーターを選んでおくと、速度が安定しやすいです。
ステップ5:ポイント確認&SPUエントリー
翌々月末ごろにポイントが届いているか確認。
SPUのエントリーがまだなら、このタイミングで必ず済ませましょう。
ポイントを楽天モバイルの支払いに自動充当する設定もお忘れなく。
iPhone・Androidの対応とデータ移行の注意点
「今使ってるスマホ、そのまま使えるの?」はいちばんよくある不安です。
やることは「対応端末か確認→バックアップ→SIM設定」の3つだけなので、落ち着いて進めれば大丈夫です。
iPhoneの場合
iPhone 6s以降なら基本的に対応しています。
ただし、プラチナバンド(Band 28)をフルに使うにはiPhone 12以降が目安。
iOSは最新にアップデートしておくのが無難です。
データ移行は「クイックスタート」か「iCloudバックアップ」がいちばん確実。
eSIMを使いたい場合は、自分のiPhoneがeSIMに対応しているか事前に確認してください。
Androidの場合
Androidはメーカーや機種によって対応状況がバラバラなので、楽天モバイル公式の「対応端末一覧」で必ず確認してください。
データ移行はGoogleアカウントを使えば、写真(Googleフォト)・連絡先(Google連絡先)・アプリまで移行できます。
SIMを差し替えたらAPN設定が必要な機種もあるので、つながらない場合は設定を確認しましょう。
機種の対応状況をもっと詳しく知りたい方はこちら。
楽天モバイル対応機種完全ガイド|プラチナバンド対応スマホ全機種比較
楽天ポイントの貯め方・使い方をもっと知りたい方はこちらもあわせてどうぞ。
楽天モバイルでポイントが増える仕組み(楽天経済圏攻略)
電波や速度が不安な人へ

「家の中でつながりにくかったら困る」は、乗り換えを迷う人がいちばん気にするポイントです。
楽天モバイルはプラチナバンド(700MHz帯)の展開を進めていて、以前と比べて屋内や地下での電波到達は改善されてきています。
とはいえ、電波は地域や建物の構造で変わるものなので、「全国どこでも完璧」とは言えません。
まずは楽天モバイルの公式エリアマップで自宅周辺を確認してから判断するのが確実です。
屋内で電波が弱いときの対処法(この順番で試す)
① 機内モードをON→OFFにして電波をつかみ直す
② スマホ本体を再起動する
③ Wi-Fi通話やRakuten Linkの設定を見直す
④ Wi-Fiルーターの置き場所を部屋の中央寄りに変える
⑤ それでもダメなら、公式サポートで屋内対策を相談する
エリアが心配な方は、先にこちらで確認できます。
楽天モバイルの対応エリアと通信品質を確認する
よくある質問(FAQ)
ただし、SPU(ポイント倍率アップ)のほうは別途エントリーが必要なので混同しないでください。
加えて契約解除料(月額料金1カ月分)もかかるので、最低2年は使う前提で考えるのが無難です。
ただしRakuten Turboは楽天モバイルと同じ無線回線を使うため、通信障害時にスマホも自宅ネットも両方止まるリスクがあります。
まとめ

楽天モバイル×楽天ひかりの「最強おうちプログラム」は、少人数世帯で楽天経済圏を使っている人にとって、かなり強いセット割です。
毎月1,000ポイント還元で年間12,000ポイント。
工事費実質0円キャンペーンや初回2,000ポイント特典も重ねれば、初年度だけで数万ポイントのリターンが見込めます。
スマホ代も段階制で自宅Wi-Fi利用なら3GB以内に収まりやすく、家族割とあわせれば実質タダ圏内。
ただし、楽天市場を使わない人にはSPUのメリットが薄く、4人以上の大家族なら大手のセット割のほうが得になる可能性もあります。
「自分の生活に合うか」を基準に、冷静に判断してください。
条件や特典内容は変更されることがあるので、申し込み前には必ず公式ページで最新情報を確認しておくのがおすすめです。




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