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楽天モバイルは光回線代わりになる?使って分かったテザリングの実力と限界

楽天モバイルを光回線代わりにできる?一人暮らしで快適に使う方法 料金・スマホ・ポイント活用

「一人暮らしなら、楽天モバイルだけで光回線なしでもいける?」――通信費を少しでも抑えたい人なら、一度は考えたことがあるはずです。

私自身は楽天モバイルに乗り換えた際、店員さんの勧めで楽天ひかりにも切り替えました。
ポイント還元の恩恵を感じつつ、自宅では光回線、外出先では楽天モバイルのテザリングという使い分けをしています。

カフェでPCを開いてブログを書いたり、車の中でFire TV Stickをつないで動画を見たりしていますが、私の使い方ではテザリングの速度に困った経験はほとんどありません。

その経験から感じているのは、一人暮らしでWeb・SNS・動画視聴・軽めのPC作業が中心なら、楽天モバイルを光回線代わりにできる人はかなりいるということです。

ただし「数時間のテザリング」と「家の固定回線として24時間365日使う」のは別の話です。
オンラインゲーム、毎日の在宅勤務、大容量データの送受信、複数人・複数端末での常時利用まで考えると、光回線の安定性にはやはり強みがあります。

この記事では、楽天モバイルと楽天ひかりを実際に使っている立場から、2026年8月時点の料金・通信速度・サービス情報も確認しながら、テザリングの実力と限界を整理します。

【この記事の要約】

楽天モバイルのRakuten最強プランは、20GBを超えると月額3,278円(税込)でギガ無制限。テザリングも追加料金なしで利用できます。

直近3カ月の「みんなのネット回線速度(みんそく)」では、楽天モバイルの平均下り速度は約95Mbps。一人暮らしでWeb閲覧、SNS、HD動画、一般的なオンライン会議をする程度なら、速度面では光回線なしでも対応できる可能性があります。

一方、楽天ひかりの平均下り速度は約318Mbpsで、Ping値も楽天モバイルより低めです。速度の安定性、オンラインゲーム、大容量通信、複数端末の同時利用まで重視するなら光回線が有利です。

「楽天モバイルだけでいけるか」は全国平均ではなく、実際に住んでいる部屋で朝・昼・夜にテザリングを試してから判断するのが失敗しにくい方法です。

この記事でわかること
✓ 楽天モバイルを光回線代わりにできる人・できない人
✓ 楽天モバイルと楽天ひかりの現在の料金差
✓ 最新の実測速度と動画・テレワークで必要な速度の目安
✓ テザリングを長時間使うときのバッテリー・発熱対策
✓ 自宅の固定回線を解約する前に試しておきたいチェック項目
✓ 楽天ひかりや専用モバイルルーターを残した方がいいケース

この記事を書いたのは…ギガ通話無制限ドットコム:ホシノ チカオです。

IT企業→スマホ販売→PCサポート→EC運営を経て、現在はコンテンツクリエイター。大手キャリア〜格安SIM/MVNOを実際に使い比べ、料金だけでなく「つながりやすさ」「通話」「手続きの分かりやすさ」まで本音で検証しています。

 

  • あなたの使い方に合う“最適解”を、比較して一緒に見つけます
  • メリットだけでなく、デメリットや注意点も正直に書きます
「良いものは良い!悪いものは悪い!」をモットーに記事を書いています。
楽モバ編集長
編集長
ホシノ チカオ
料金・エリア・通話・手続きまで比較して、あなたに合う回線選びを“後悔ゼロ”にします。

1. 楽天モバイルと楽天ひかりに統一して感じた通信費の変化

楽天モバイルを光回線代わりに使うイメージ

私は以前、大手キャリアのスマホ+別会社の光回線という組み合わせで使っていました。
楽天モバイルに乗り換えたきっかけは料金の安さでしたが、ショップの店員さんに「同じ楽天で揃えた方がポイントも貯まるし、トータルで安くなりますよ」と勧められて、光回線も楽天ひかりに変更しました。

💬 筆者の体験談

楽天モバイル+楽天ひかりに統一したことで、毎月の通信費は以前の半分近くになりました。
しかも楽天市場でのSPUが上がるので、日用品の買い物でもポイントが貯まりやすくなっています。
「通信会社を楽天で揃える」という選択は、通信費だけでなく生活費全体で見てもメリットがありました。

ここで気になるのが、「楽天ひかりまで契約せず、楽天モバイルだけにしたらもっと安くできるのでは?」という点です。

2026年8月確認時点で、Rakuten最強プランは20GB超で月額3,278円(税込)。
楽天ひかりの月額基本料は集合住宅が4,180円、戸建が5,280円(税込)です。

現在の料金で比較すると年間5万円以上の差が出る

契約パターン 月額(税込) 12カ月分の単純計算
楽天モバイルのみ 3,278円 39,336円
楽天モバイル+楽天ひかり(集合住宅) 7,458円 89,496円
楽天モバイル+楽天ひかり(戸建) 8,558円 102,696円

※Rakuten最強プランを20GB超利用した通常料金で計算しています。楽天ひかりの初月無料、割引、ポイント還元、オプション料金、各種キャンペーンなどは含めていません。

単純に固定回線分をなくした場合、楽天ひかりを併用するケースと比べて年間の料金差は、集合住宅なら50,160円、戸建なら63,360円です。

一人暮らしの固定費として考えると、年間5万〜6万円台の差は無視できません。
引っ越し時に新たな光回線工事を待たずに済むのも、モバイル回線だけで生活するメリットです。

ただし、ここで注意したいのが「料金が安い=自分の家で光回線の代わりになる」ではないこと。

同じ楽天モバイルでも、基地局との位置、建物の構造、部屋の場所、時間帯によって速度は変わります。
すでに光回線を使っているなら、料金だけを見て先に解約するのではなく、まず自宅でテザリング生活を試してから判断した方が安全です。

楽天モバイルの料金体系そのものを詳しく確認したい方は、「楽天モバイルの料金プランを徹底解説!最強プランの全貌」も参考にしてください。

2. 楽天モバイルのテザリングは光回線の代わりになるのか?

楽天モバイルの通信速度を測定するイメージ

一人暮らしで、Web閲覧、SNS、動画視聴、たまにPC作業をする程度なら、楽天モバイルのテザリングだけで生活できる可能性は十分あります。

楽天モバイル公式でも、Rakuten最強プランは20GBを超えると月額3,278円(税込)でギガ無制限と案内されており、テザリングにも追加料金はかかりません。

私自身、外出先ではテザリングだけで仕事のPC作業をこなしています。
カフェでブログを書いたり、車の中でFire TV Stickを繋いで動画を見たりしていますが、通信が途切れて困った経験は一度もありません。

ただ、これはあくまで私が利用した場所・時間帯での体験です。
全国どこでも同じように使えるという意味ではありません。

最新の実測速度:楽天モバイルと楽天ひかりを比較

通信速度測定サイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」では、2026年8月1日確認時点の直近3カ月の平均値が次のようになっています。

回線 下り平均 上り平均 平均Ping
楽天モバイル 95.38Mbps 26.72Mbps 50.12ms
楽天ひかり 318.03Mbps 230.83Mbps 22.09ms

この数字を見ると、下り速度では楽天ひかりが楽天モバイルの3倍以上。
上り速度はさらに大きな差があります。

とはいえ、楽天モバイルの平均下り95Mbps前後でも、普通にインターネットを使うにはかなり余裕があります。

YouTube公式が案内している再生時の推奨持続速度は、HD 720pが2.5Mbps、1080pが5Mbps、4Kが20Mbpsです。
平均値だけで比べれば、楽天モバイルは4K動画の推奨値も上回っています。

ただし、ここは誤解しないでください。
95.38Mbpsは楽天モバイル利用者の直近3カ月の平均であり、あなたの自宅でテザリングしたときに95Mbps出るという意味ではありません。

実際のみんそくの測定結果を見ても、同じ日でも数Mbps台の人から100Mbpsを大きく超える人までいます。
モバイル回線を固定回線代わりにするなら、全国平均より「自宅の実測値」の方がはるかに大切です。

ここがポイント

楽天モバイルは「日常的なネット利用をこなせる速度」は期待できますが、光回線と同じ安定性や低遅延まで保証されるわけではありません。
動画・SNS・Web閲覧が中心なら候補になりますが、FPSなどの対戦ゲーム、大容量アップロード、仕事で絶対に通信を切らしたくない場面では光回線が有利です。

テザリングでどこまでできる?利用シーン別の目安

利用シーン 必要速度・重視点 テザリングとの相性 補足
Web閲覧・SNS 高速通信は不要 電波が入っていれば快適に使いやすい
YouTube(720p) 推奨2.5Mbps 一般的な利用なら十分狙える
YouTube(1080p) 推奨5Mbps ◎〜○ 混雑や電波状況の影響を受ける
YouTube(4K) 推奨20Mbps ○〜△ 速度変動が大きい場所では画質低下や待ち時間に注意
オンライン会議 上り・下り・安定性 会議前に実際の時間帯で確認したい
カジュアルゲーム 速度+Ping ○〜△ ゲームの種類による
FPS・格闘ゲーム 低Ping・安定性が重要 光回線の方が向いている
大容量ファイルの送受信 下り・上りの両方 頻繁に行うなら光回線が安心

💬 筆者の体験談

車の中でFire TV Stickをテザリングで繋いで映画やYouTubeを見ることがありますが、一度も途切れたことはありません。
カフェでPC作業をするときも、テザリング接続でブログの執筆やリサーチをしていますが、通信速度で不満を感じたことはないです。
「テザリングって不安定なのでは?」というイメージがある方も多いと思いますが、私が楽天回線を使っている場所では想像以上に安定しています。

光回線を解約する前に「自宅で数日試す」のがおすすめ

ここは今回の記事で一番伝えたいところです。

楽天モバイルをすでに契約しているなら、光回線を先に解約する必要はありません。
まず数日〜1週間ほど、あえて自宅のWi-Fiを使わずテザリングだけで生活してみると、自分にとって本当に代替できるかが分かります。

光回線を解約する前のチェック項目

☑ 朝・昼・夜それぞれで速度を確認する
☑ 実際にスマホを置く部屋で試す
☑ YouTubeや動画配信を普段の画質で見る
☑ PCでオンライン会議やクラウド作業を試す
☑ テレビ・タブレット・PCなど普段使う端末を同時接続する
☑ スマホを持って外出したとき、家に残る機器がネットなしでも困らないか確認する

最後の項目は意外と見落としやすいです。
スマホのテザリングを自宅Wi-Fi代わりにしている場合、スマホを持って外出すれば、自宅に残したテレビ、タブレット、スマート家電、防犯カメラなどもインターネットから切り離されます。

一人暮らしでも「家に常時ネット接続が必要な機器がある人」は、スマホ1台のテザリングだけでは不便になる可能性があります。

楽天モバイルの最新プランを確認する >

3. テザリングを快適に使うための設定とコツ

テザリング設定のイメージ

テザリングを光回線の代わりとして使うなら、通信速度だけでなく「どう接続するか」「スマホをどう置くか」も快適さを左右します。

① Wi-Fi・USB・Bluetoothを使い分ける

テザリングにはWi-Fi・USB・Bluetoothの3つの接続方式があります。
それぞれ向いている場面が違います。

接続方式 特徴 安定性 向いている場面
Wi-Fi ケーブル不要で複数端末を接続しやすい スマホ・PC・テレビなどをまとめて接続
USB PCと有線接続でき、Wi-Fi部分の混雑を避けやすい 長時間のPC作業・オンライン会議
Bluetooth 速度は控えめだが用途によっては省電力 速度より手軽さを優先する軽い通信

自宅でPCを長時間使うなら、USBテザリングは試す価値があります。
スマホとPCの間をケーブルでつなぐため、Wi-Fiの電波干渉を受けにくく、給電しながら使えるのも便利です。

ただし「USBなら必ず最速」というわけではありません。
実際の速度は楽天モバイル側の電波状況、スマホ、USBケーブル、PC側の仕様などにも左右されます。

Wi-Fiテザリングでは、対応端末なら5GHz帯を使うと周囲の2.4GHz帯との混雑を避けやすい場合があります。
一方、壁をまたいで離れた場所まで飛ばしたい場合は、環境によって2.4GHz帯の方が届きやすいこともあります。

② バッテリー消耗と発熱に注意する

テザリングを固定回線代わりにするとき、一番気になるのはスマホのバッテリーと発熱です。

Wi-Fiテザリングでは、モバイル通信とWi-Fi通信を同時に動かすため、通常利用より電池が減りやすくなります。
さらに、充電しながら長時間通信すると端末が熱を持つこともあります。

💬 筆者の体験談

テザリングを常時ONにしていると、たしかにバッテリーの減りは早くなります。
ただ、これは想定の範囲内でした。
充電ケーブルに繋ぎながら使えますし、外出先ならモバイルバッテリーを持っていく方法もあります。
数時間使う程度なら、「テザリングだから使い物にならない」と感じるほどの問題ではありませんでした。

バッテリー対策として、私は次のような点を意識しています。

バッテリー・発熱対策チェックリスト

☑ PCだけならUSBテザリングも使う
☑ 外出時間に合った容量のモバイルバッテリーを持つ
☑ 不要なアプリのバックグラウンド通信を減らす
☑ 直射日光が当たる場所や熱がこもる場所に置かない
☑ 発熱が大きいときは一度通信や充電を止める
☑ 24時間運用するならスマホ以外の専用機も検討する

「充電しながらなら何時間でも問題ない」とは考えない方がいいです。
バッテリーを長持ちさせたいメインスマホを、毎日ルーターとして酷使することに抵抗があるなら、専用機を使う方がすっきりします。

③ 電波が強い場所にスマホを置く

固定回線ならONUやルーターの場所を決めたらほぼそのままですが、モバイル回線はスマホを数十cm〜数m移動しただけで電波状況が変わることがあります。

自宅で使う場合は、窓際、部屋の中央、机の上など何カ所かで速度を測ってみてください。

「アンテナ表示が立っているから大丈夫」と決めつけず、実際に速度テストや普段使う動画、オンライン会議で確認するのがおすすめです。

また、5Gが入る場所でも、必ず4Gより快適になるとは限りません。
5G表示だけを基準にせず、自分の部屋で安定する置き場所を探す方が実用的です。

④ 予備スマホを「自宅Wi-Fiルーター」にする方法もある

自宅で常時テザリングを使いたい場合、メインスマホではなく古いスマホや予備のスマホを専用機にする方法もあります。

予備スマホを自宅ルーターとして使う流れ

Step 1 楽天モバイルのSIMまたはeSIMを利用できる予備端末を用意する
Step 2 自宅で楽天モバイルの電波が安定する場所を探す
Step 3 Wi-FiテザリングをオンにしてSSID・パスワードを設定する
Step 4 必要な端末を接続し、発熱や通信の安定性を確認する

ただし、この方法には大事な注意点があります。

注意

1つのSIMをメインスマホと予備スマホで同時に使うことはできません。
メイン回線のSIMを予備スマホに移せば、当然その間はメインスマホ側でその回線を利用できなくなります。
メインスマホと自宅用ルーターを同時に使いたいなら、別回線を用意するか、専用モバイルルーターなどを検討する必要があります。

専用ルーターで24時間運用したい方は、「楽天モバイル最強プランをモバイルルーターで使う方法」も参考になります。

4. 楽天モバイルの電波は改善しているのか?地方での実感

楽天モバイルの電波エリアイメージ

「楽天モバイルは電波が弱い」というイメージを持っている方は今も多いと思います。

地方に住んで実際に使っている立場からいうと、以前よりつながる場所が増えたと感じる一方、場所による差はまだあります。

💬 筆者の体験談:熊本〜福岡間の電波事情

熊本から福岡に向かう国道3号線で、以前は山鹿あたりの山側に入ると電波が途切れる区間がありました。
「あ、ここからここまでは電波が入らないな」と覚えてしまうくらい決まったエリアでした。
ところが最近は、その区間が明らかに狭くなっていて、以前は途切れていた場所でも繋がるようになっています。
楽天モバイルの電波は着実に改善していると、身をもって実感しています。

これは私が実際に移動して感じた変化であり、全国のエリアで同じとは限りません。
だからこそ、自宅の光回線代わりにする場合は「楽天モバイル全体の評判」より、自宅での実測を優先した方がいいです。

プラチナバンドは2024年6月に商用サービス開始

楽天モバイルは2024年6月27日、700MHz帯のいわゆる「プラチナバンド」で商用サービスを開始しました。

楽天モバイルは公式発表で、カバレッジホールを優先しながらプラチナバンドの展開を順次拡大していく方針を示しています。

ただし、「楽天モバイルがプラチナバンドを開始した=どの家の中でも必ず電波が強くなった」ではありません。

サービスエリアマップ上で対応していても、地下、建物内、高層階、周囲の地形などによって実際の通信状況は変わります。

光回線を解約する前に、楽天モバイルのエリアを確認したうえで、実際に自宅で使ってみるのが確実です。

ここがポイント

楽天モバイルのエリアは拡大していますが、「光回線代わりにできるか」はエリアマップだけでは決められません。
まず楽天モバイルの公式エリアマップを確認し、そのうえで自宅の実測速度と安定性を確かめるのがおすすめです。

時間帯によって速度はどれくらい変わる?

モバイル回線は時間帯によって利用者数や電波状況が変わるため、固定回線より速度が上下しやすいのが弱点です。

みんそくが公開している楽天モバイルの直近3カ月の時間帯別平均は次の通りです。

時間帯 平均Ping 平均下り 平均上り
47.92ms 107.93Mbps 29.37Mbps
53.71ms 61.73Mbps 20.14Mbps
夕方 50.29ms 68.83Mbps 23.12Mbps
50.52ms 88.72Mbps 25.82Mbps
深夜 48.30ms 176.70Mbps 40.61Mbps

※みんそくの直近3カ月の投稿結果をもとにした平均値です。実際の速度を保証する数字ではありません。

興味深いのは、「夜だから必ず最も遅い」という単純な結果ではない点です。
現在の集計では昼・夕方の平均下りが低めですが、それでも地域や基地局によって状況は大きく変わります。

自宅で主に夜ネットを使うなら夜、在宅勤務なら平日日中というように、自分が実際に利用する時間帯で測るのが一番です。

5. データ無制限プランの注意点と落とし穴

楽天モバイルデータ無制限の注意点

Rakuten最強プランは20GBを超えると3,278円(税込)でギガ無制限ですが、「どんな状況でも一定速度で完全無制限」という意味ではありません。

固定回線代わりにするなら、ここを理解しておいた方がいいです。

① 現在は「1日10GB」の固定上限を前提に考える必要はない

以前の楽天モバイルでは「1日10GB」といった日次の通信制御が話題になった時期がありました。

しかし現在のRakuten最強プランの公式案内では、20GB超は「ギガ無制限」とされており、固定の「1日10GBまで」という上限は案内されていません。

一方で、楽天モバイル公式には混雑時など、公平なサービス提供のため通信速度を制御する場合があるという注意書きがあります。

つまり、「100GBを超えたら必ず何Mbpsになる」のような固定容量制限を心配するプランではないものの、モバイル回線なので状況に応じた速度制御や混雑の影響までなくなるわけではありません。

光回線代わりに使うなら、「無制限」という言葉だけでなく、自宅で必要な時間帯に必要な速度が続くかを見る方が現実的です。

② モバイル回線なので速度は常に一定ではない

楽天モバイルに限らず、携帯回線は基地局の混雑、電波状況、建物、移動などの影響を受けます。

「昨日は100Mbps出たのに今日は30Mbps」ということもあり得ます。

動画視聴なら多少速度が上下しても先読みで吸収できますが、オンライン会議、ライブ配信、クラウドへの大容量アップロード、オンラインゲームなどは瞬間的な不安定さが気になりやすい用途です。

固定回線の代わりとして使う場合は、最高速度より普段使う時間帯でどこまで安定するかを確認してください。

③ テザリングで24時間つけっぱなしは現実的か?

💬 筆者の正直な感想

正直なところ、テザリングを24時間つけっぱなしにして大画面で映画やYouTubeを見続ける、というような使い方だと、ちょっと心もとないかなという気はします。
根拠がある話ではなく、あくまで感覚的なものですが、スマホの発熱やバッテリーの劣化を考えると、そこまでヘビーに使うなら光回線を契約した方がトータルで安心です。
「数時間のテザリング利用」と「24時間365日の固定回線代替」は、まったく別の話だと思った方がいいかもしれません。

注意

テザリングを常時利用すると、スマホ側ではモバイル通信とWi-Fi通信などが長時間動作します。
発熱が続くような使い方は避け、24時間の固定回線代替を考えるなら専用モバイルルーターや光回線も比較した方が安心です。

④ スマホを持って外出すると自宅のWi-Fiもなくなる

一人暮らしで見落としやすいのがこれです。

メインスマホをテザリング親機にしている場合、スマホと一緒に外出すれば、自宅のインターネット回線も一緒に外出することになります。

テレビやPCだけなら「使う人が家にいないから問題なし」で済みますが、

・スマートスピーカー
・ネットワークカメラ
・スマートリモコン
・遠隔操作する家電
・自宅サーバーやNAS

などを常時ネットにつないでいる人は、スマホのテザリングだけでは不便です。

こうした機器を使うなら、自宅専用のモバイル回線や光回線を残す理由になります。

⑤ 新規契約して「すぐ解約」は現在注意が必要

以前は楽天モバイルについて「解約金がないから気軽に試せる」と説明されることが多く、元の記事でもそのように紹介していました。

ただし、現在はルールが変わっています。

2025年4月1日以降に申し込み・利用開始した楽天モバイル回線を1年以内に解約した場合、Rakuten最強プランではプラン料金の月額最低利用金額1カ月分、最大1,078円(税込)の解約事務手数料がかかります。

回線利用開始から1年を経過した後の解約事務手数料は0円です。

そのため、「新しく契約して数日試して、合わなければ完全無料で即解約」とは言い切れません。

すでに楽天モバイルを契約している方なら、今の回線でテザリングを試してから光回線を解約するのが無駄の少ない方法です。

6. 楽天モバイルだけでOKな人・光回線も必要な人

楽天モバイルが向いている人向いていない人

ここまでの内容を踏まえると、「楽天モバイルは光回線の代わりになるか?」に全員共通の答えはありません。

ただ、一人暮らしかどうか、何にネットを使うか、常時接続が必要かの3点でかなり判断しやすくなります。

楽天モバイルだけでOKになりやすい人

✓ 一人暮らしで同時接続する端末が少ない人
✓ Web・SNS・動画視聴がネット利用の中心の人
✓ PC作業はするが、大容量データを頻繁に送受信しない人
✓ 通信費をできるだけ下げたい人
✓ 転勤・引っ越しが多い人
✓ 外出が多く、自宅にいる時間が短い人
✓ FPSなど低遅延が重要なゲームをあまりしない人

光回線も契約した方がいい人

✕ FPS・格闘ゲームなど反応速度が重要なオンラインゲームをする人
✕ 毎日在宅勤務で、仕事中の通信断をできるだけ避けたい人
✕ 4K動画やライブ配信を長時間利用する人
✕ 動画編集などで数十GB単位のファイルを頻繁に送受信する人
✕ 家族など複数人が同時にネットを利用する家庭
✕ スマート家電や防犯カメラを24時間オンラインにしておきたい人
✕ 自宅で楽天モバイルの電波が弱い人

迷ったら「通信費」より「止まったときに困るか」で決める

判断に迷ったときは、「月4,000〜5,000円を節約できるか」だけではなく、通信が不安定になったときに何が困るかを考えると答えが見えやすいです。

休日にYouTubeを見る程度なら、一時的に速度が落ちても大きな問題にはなりません。

一方、仕事のオンライン商談中に接続が切れる、重要なデータのアップロードが止まる、ゲーム中の遅延が頻発するといった状況は、月額差以上のストレスになることがあります。

光回線は「速さを買う」というより、安定した固定通信環境を買うと考えると分かりやすいです。

「楽天ひかり+楽天モバイル」の併用も有力

光回線が必要だからといって、楽天モバイルを選ぶ意味がなくなるわけではありません。

楽天ひかりの月額は、集合住宅4,180円、戸建5,280円(税込)。
対象条件を満たす場合は「最強おうちプログラム」で、楽天ひかりと対象の楽天モバイルプランを利用すると毎月1,000ポイントが進呈されます。

また、楽天ひかりは楽天市場のSPU対象でもあり、条件を満たせばポイント倍率が上がります。

ただし、こうした特典には「楽天ひかりを初めて申し込む」などの条件があり、キャンペーン内容も変更される可能性があります。
全員が無条件で毎月1,000ポイントもらえるわけではないため、申し込み時点の公式条件を確認してください。

💬 筆者の体験談

私が楽天ひかり+楽天モバイルに統一したのは、まさにこの「揃えた方が得」のアドバイスがきっかけでした。
楽天ポイントの貯まり方が明らかに変わりましたし、「光回線の安定性」と「楽天モバイルのテザリングの手軽さ」の両方を使い分けられるのは、実際にかなり便利です。

楽天ポイントとの組み合わせについては、「楽天ポイントで楽天経済圏をお得に始める方法」でも詳しく解説しています。

楽天モバイルの料金プランを公式で確認する >

7. 楽天モバイルを光回線代わりに使うときのよくある質問

楽天モバイルのテザリングに関するFAQイメージ

楽天モバイルを光回線代わりにしようとすると、「無制限って本当?」「仕事にも使える?」など、契約前に気になる点がいくつも出てきます。

よくある疑問をまとめます。

Q. テザリングに追加料金はかかる?

かかりません。

Rakuten最強プランでは、テザリングを追加料金なしで利用できます。
テザリングで使ったデータ通信量も、スマホ本体で使った通信量と合算されてその月のデータ利用量として扱われます。

そのため、自宅の光回線代わりとして大量に使えば20GBを超える可能性は高いですが、Rakuten最強プランは20GB超で月額3,278円(税込)が料金上限です。

ただし、混雑時などに公平なサービス提供のため速度制御が行われる場合があります。

Q. 本当にデータ無制限で使える?

Rakuten最強プランは、20GBを超える国内データ通信を「ギガ無制限」として提供しています。

一方で、「常に最高速度で完全無制限」という意味ではありません。
公式にも混雑時などの速度制御について注意書きがあります。

固定回線代わりとして考えるなら、「何GB使えるか」より、自宅で必要な速度が安定して出るかを確認した方が実用上は大切です。

Q. テレワークのビデオ会議でも使える?

使える可能性は十分あります。

直近3カ月の楽天モバイル平均は下り95.38Mbps、上り26.72Mbpsなので、平均値だけを見れば一般的なオンライン会議に必要な帯域には余裕があります。

私自身も外出先でPCをテザリング接続して作業しています。

ただし、仕事で使うなら平均速度ではなく自宅の実測値を見てください。
特に長時間のオンライン会議、画面共有、クラウドへのファイルアップロードが多い人は、上り速度と通信の安定性も重要です。

重要な会議が頻繁にあるなら、USBテザリングを試すか、光回線を残す方が安心です。

Q. スマホよりモバイルルーターを使った方がいい?

短時間ならスマホのテザリングで十分ですが、毎日長時間使うなら専用モバイルルーターを検討する価値があります。

スマホをルーターとして酷使しなくて済むため、メイン端末のバッテリー消耗や発熱を切り離せるのがメリットです。

また、スマホを持って外出しても自宅側の回線を残したい場合は、自宅用として別の回線を用意する必要があります。

まず今のスマホでテザリングを試し、不便がある場合に専用機を考える順番なら無駄が少ないです。

Q. 光回線を解約する前に何日くらい試せばいい?

最低でも平日・休日をまたいで数日、できれば1週間ほど試すと判断しやすくなります。

特に確認したいのは、

・平日の昼
・帰宅後の夜
・休日に動画を長時間見る時間帯
・PCやテレビなど複数端末を同時利用したとき
・オンライン会議など絶対に止まってほしくない用途

です。

1回だけ速度テストをして100Mbps出たから大丈夫、と判断するより、実際の生活を再現した方が失敗しません。

Q. 楽天モバイルを新規契約して試して、合わなければすぐ解約できる?

解約自体はできますが、現在は解約事務手数料に注意が必要です。

2025年4月1日以降に申し込み・利用開始した回線を1年以内に解約した場合、Rakuten最強プランでは最大1,078円(税込)の解約事務手数料が発生します。

以前の「いつ解約しても解約金0円」という情報を見ている方は、現在の条件と混同しないようにしてください。

楽天モバイルへの乗り換え手順については、「楽天モバイルMNP乗り換え完全ガイド」でまとめています。

8. まとめ:楽天モバイルを光回線代わりにできるかは「自宅で試す」のが一番

楽天モバイルを光回線代わりに使う条件のイメージ

楽天モバイルは、使い方が合えば一人暮らしの光回線代わりとしてかなり現実的です。

この記事のまとめ

① Rakuten最強プランは20GB超で月額3,278円(税込)、テザリングも追加料金なし
② 直近3カ月の楽天モバイル平均速度は下り95.38Mbps、上り26.72Mbps、Ping50.12ms
③ Web・SNS・動画中心の一人暮らしなら光回線なしで対応できる可能性がある
④ FPS・大容量通信・毎日の重要な在宅勤務は楽天ひかりなど固定回線が有利
⑤ スマホのテザリングを24時間使う場合はバッテリー・発熱・外出時の自宅回線消失に注意
⑥ 楽天ひかりを省けば、単純な基本料金差は年間約5.0万〜6.3万円
⑦ 全国平均ではなく、自宅で朝・昼・夜に試してから光回線を解約するのが安全

一人暮らしで「動画を見る」「SNSを見る」「ネットで調べ物をする」「ときどきPC作業をする」といった使い方なら、楽天モバイル一本で生活できる人は少なくないと思います。

私自身、カフェでPC作業をするときや、車内でFire TV Stickを使うときはテザリングで困っていません。
だから「テザリングは非常用で、普段使いには無理」というイメージを持っている方には、一度実際に試してみてほしいです。

ただ、私も自宅では楽天ひかりを使っています。
オンラインゲーム、安定した在宅勤務、大容量データの送受信、24時間の常時接続まで考えると、固定回線ならではの安心感があります。

楽天モバイルだけにするか、楽天ひかりも残すか。
判断基準は「どちらが優れているか」ではなく、自分のネットの使い方に固定回線代が必要かどうかです。

すでに楽天モバイルを契約しているなら、光回線を解約する前に数日間だけ自宅Wi-Fiを切り、テザリングだけで普段通り生活してみてください。

動画を見る。
PCで作業する。
夜にも使う。
複数端末をつなぐ。

それで不満がなければ、光回線をなくして固定費を減らす選択肢が見えてきます。

逆に「仕事では不安」「夜になると遅い」「スマホの発熱が気になる」と感じるなら、楽天ひかりなどの固定回線を残した方が後悔しにくいです。

なお、新しく楽天モバイルを契約して試す場合は、2025年4月1日以降に申し込み・利用開始した回線を1年以内に解約すると解約事務手数料が発生する場合があります。
以前とは条件が変わっているため、申し込み前に現在のルールを確認しておきましょう。

楽天モバイルの詳細をチェックする >

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