「一人暮らしなら、楽天モバイルだけで光回線なしでもいける?」――通信費を少しでも抑えたい人なら、一度は考えたことがあるはずです。
私自身は楽天モバイルに乗り換えた際、店員さんの勧めで楽天ひかりにも切り替えました。
ポイント還元や割引の恩恵を日々感じていますが、外出先ではテザリングだけでPC作業や動画視聴をこなしています。
その経験から言えるのは、一人暮らしの使い方次第では、光回線なしで楽天モバイル一本でも十分やれるということです。
この記事では、楽天モバイルと楽天ひかりの両方を使っている立場から、テザリングの実力と限界を正直にお伝えします。
【この記事の要約】
楽天モバイルの最強プランは月額3,278円(税込)でデータ無制限。
一人暮らしなら光回線の代わりにテザリングで対応できるケースも多いです。
ただし、24時間つけっぱなしのヘビーな使い方にはバッテリーや安定性の面で課題もあります。
本記事では、実際にテザリングで外出先のPC作業や車中での動画視聴をこなしている筆者が、最新の通信速度データや利用シーン別の快適度を交えながら、光回線代わりにできる条件・できない条件を整理します。
1. 楽天モバイルと楽天ひかりに統一して感じた通信費の変化

私は以前、大手キャリアのスマホ+別会社の光回線という組み合わせで使っていました。
楽天モバイルに乗り換えたきっかけは料金の安さでしたが、ショップの店員さんに「同じ楽天で揃えた方がポイントも貯まるし、トータルで安くなりますよ」と勧められて、光回線も楽天ひかりに変更しました。
💬 筆者の体験談
楽天モバイル+楽天ひかりに統一したことで、毎月の通信費は以前の半分近くになりました。
しかも楽天市場でのSPUが上がるので、日用品の買い物でもポイントが貯まりやすくなっています。
「通信会社を楽天で揃える」という選択は、通信費だけでなく生活費全体で見てもメリットがありました。
ここで「じゃあ光回線をやめて楽天モバイルだけにすれば、もっと安くなるのでは?」と思う方もいるでしょう。
実際、一人暮らしの通信費を比較すると、差は歴然です。
通信費の比較:3つのパターン
| 契約パターン | 月額(税込) | 年間総額 |
|---|---|---|
| 大手キャリア+光回線 | 約10,000〜15,000円 | 約12万〜18万円 |
| 楽天モバイル+楽天ひかり | 約7,000〜8,000円 | 約8.4万〜9.6万円 |
| 楽天モバイルのみ | 3,278円 | 約39,336円 |
楽天モバイル一本に絞った場合、大手キャリア+光回線と比べて年間8万〜14万円もの差が出ます。
さらに、光回線の工事費(1万〜2万円)や撤去費用、違約金もかかりません。
引っ越しが多い一人暮らしの方にとって、この差は大きいはずです。
ただし、「安いからすぐ光回線を解約しよう」と急ぐのはおすすめしません。
テザリングでどこまでカバーできるのか、次のセクションで詳しく見ていきましょう。
2. 楽天モバイルのテザリングは光回線の代わりになるのか?

結論から言うと、「一人暮らしの一般的なネット利用」なら、テザリングだけで十分に成り立つケースが多いです。
私自身、外出先ではテザリングだけで仕事のPC作業をこなしています。
カフェでブログを書いたり、車の中でFire TV Stickを繋いで動画を見たりしていますが、通信が途切れて困った経験は一度もありません。
最新の通信速度データ:光回線との比較
通信速度測定サイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」のデータによると、楽天モバイルの実測速度は以下の通りです。
| 回線種別 | 下り平均 | 上り平均 | Ping値 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル(4G/5G) | 約77〜82Mbps | 約24Mbps | 約50ms |
| ドコモ | 約150〜200Mbps | 約20Mbps | 約50ms |
| 一般的な光回線 | 約200〜400Mbps | 約200Mbps | 約15ms |
楽天モバイルの下り平均77〜82Mbpsという数字は、一般的なネット利用には十分すぎる速度です。
YouTube(HD画質)でも5〜8Mbpsあれば快適に視聴でき、ビデオ会議でも3〜8Mbpsで問題ありません。
つまり、楽天モバイルの平均速度は、日常利用に必要な速度の10倍以上出ているということです。
一方で、光回線と比べると速度面では劣ります。
特にPing値(通信の応答速度)は光回線の約3倍で、オンラインゲームのような反応速度が重要な用途では体感差が出ます。
ここがポイント
楽天モバイルの速度は「日常利用なら余裕」だが「光回線の完全な代替」ではない。
Web閲覧・SNS・動画視聴・ビデオ会議がメインなら問題なし。
FPSなどの対戦ゲームや、大容量データの頻繁なアップロードには不向きです。
テザリングでどこまでできる?利用シーン別の快適度
| 利用シーン | 必要速度 | 快適度 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Web閲覧・SNS | 1〜5Mbps | ◎ | まったく問題なし |
| YouTube(HD 720p) | 2.5Mbps | ◎ | バッファリングなし |
| Netflix(フルHD) | 5Mbps | ◎ | ほぼ快適 |
| 4K動画視聴 | 25Mbps | ○ | 混雑時に画質低下あり |
| Zoom・Teams(映像あり) | 3〜8Mbps | ○ | 基本快適、HD画質は要注意 |
| カジュアルゲーム | 3〜5Mbps | ○ | 概ね問題なし |
| FPS・対戦ゲーム | 10Mbps+低Ping | △ | ラグあり、競技向きではない |
| 大容量ダウンロード(50GB超) | ― | △ | 時間がかかる、途中切断リスク |
この表を見てもらえばわかる通り、「動画を見る」「ネットで調べ物をする」「SNSを使う」がメインの一人暮らしなら、テザリングで十分対応できます。
💬 筆者の体験談
車の中でFire TV Stickをテザリングで繋いで映画やYouTubeを見ることがありますが、一度も途切れたことはありません。
カフェでPC作業をするときも、テザリング接続でブログの執筆やリサーチをしていますが、通信速度で不満を感じたことはないです。
「テザリングって不安定なのでは?」というイメージがある方も多いと思いますが、楽天回線エリア内なら想像以上に安定しています。
3. テザリングを快適に使うための設定とコツ

テザリングを光回線の代わりとして使うなら、いくつかの設定を押さえておくと快適さが段違いになります。
①接続方式の使い分けが重要
テザリングにはWi-Fi・USB・Bluetoothの3つの接続方式があります。
それぞれの特徴を整理します。
| 接続方式 | 速度 | 安定性 | バッテリー消費 | おすすめ場面 |
|---|---|---|---|---|
| Wi-Fi | 速い | ○ | 大きい | 複数デバイス接続時 |
| USB | 最速 | ◎ | 充電しながら使える | 自宅での長時間利用 |
| Bluetooth | 遅い | ○ | 小さい | 外出先で省電力が優先の時 |
自宅でPCに繋ぐならUSBテザリングが最強です。
速度が最も速く、充電しながら使えるのでバッテリー切れの心配がありません。
Wi-Fiテザリングの場合は、対応機種であれば5GHz帯を選ぶと、混線を避けて安定した通信ができます。
②バッテリー消耗への対策
テザリングの最大の弱点はバッテリー消費です。
Wi-Fiテザリングを常時ONにしていると、スマホのバッテリーは通常の2〜3倍の速さで減っていきます。
💬 筆者の体験談
テザリングを常時ONにしていると、たしかにバッテリーの減りは早くなります。
ただ、これは想定の範囲内でした。
充電ケーブルに繋ぎながら使えば問題ないですし、外出先ならモバイルバッテリーを持っていけば解決します。
「テザリングのバッテリー問題」は、事前に対策しておけばそこまで深刻ではないと感じています。
バッテリー対策として有効な方法を整理します。
バッテリー対策チェックリスト
③予備のスマホを「自宅Wi-Fiルーター」にする裏ワザ
自宅で常時テザリングを使いたい場合、メインスマホではなく古いスマホや予備のスマホにSIMを挿して専用ルーターにする方法があります。
やり方はシンプルです。
予備スマホを自宅ルーター化する手順
この方法なら、メインスマホのバッテリーを消費せずに自宅のWi-Fi環境が作れます。
外出時にはメインスマホだけ持ち出せばOKです。
注意
予備スマホをルーター代わりにする場合でも、楽天モバイルの契約は1回線分です。
メインスマホと予備スマホで同時にSIMを使うことはできないので、SIMの差し替えが必要になります。
2台同時に使いたい場合は、楽天モバイルの2回線目を契約する方法もあります。
4. 楽天モバイルの電波は改善しているのか?地方での実感

「楽天モバイルは電波が弱い」という声は以前から聞かれますが、実際のところはどうなのか。
地方に住んでいる立場から、率直にお伝えします。
💬 筆者の体験談:熊本〜福岡間の電波事情
熊本から福岡に向かう国道3号線で、以前は山鹿あたりの山側に入ると電波が途切れる区間がありました。
「あ、ここからここまでは電波が入らないな」と覚えてしまうくらい決まったエリアでした。
ところが最近は、その区間が明らかに狭くなっていて、以前は途切れていた場所でも繋がるようになっています。
楽天モバイルの電波は着実に改善していると、身をもって実感しています。
プラチナバンドの効果で屋内・地方が改善傾向
楽天モバイルは2024年6月にプラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスを開始しました。
プラチナバンドとは、建物の中や地下にも電波が届きやすい周波数帯のことです。
これにより、以前は「繋がりにくい」と言われていた屋内や地方エリアでも、電波状況が改善しつつあります。
ただし、プラチナバンドの基地局は順次拡大中で、まだすべてのエリアをカバーしているわけではありません。
光回線の代わりにする前に、自宅が楽天回線エリア内かどうかを必ず確認してください。
ここがポイント
楽天モバイルの電波は改善傾向にありますが、地方や山間部ではまだ弱いエリアも残っています。
「自宅で使えるかどうか」は、事前に楽天モバイルの公式エリアマップで確認しておきましょう。
時間帯による速度変動の特徴
モバイル回線は、利用者が集中する時間帯に速度が低下しやすい傾向があります。
楽天モバイルの場合、時間帯別の傾向は以下の通りです。
| 時間帯 | 混雑度 | 速度の傾向 |
|---|---|---|
| 早朝・深夜(5〜8時、23〜4時) | 低い | 高速(80Mbps以上も) |
| 日中(9〜17時) | やや混雑 | 安定(40〜80Mbps程度) |
| 昼(12〜13時) | 混雑 | やや低下するが実用範囲内 |
| 夜(20〜23時) | 最も混雑 | 低下しやすい(30〜60Mbps程度) |
光回線と比べると時間帯による変動は大きいですが、楽天モバイルの特徴として格安SIMのように昼に極端に遅くならない点が挙げられます。
自社回線を持っているキャリアだからこそのメリットです。
楽天モバイルの料金プランの詳細や、申し込み時のキャンペーンについては「楽天モバイルの料金プラン完全ガイド」の記事でまとめています。
5. データ無制限プランの注意点と落とし穴

「データ無制限」と聞くと何も気にせず使い放題と思いがちですが、いくつか知っておくべき注意点があります。
①速度制限は本当にない?
以前の楽天モバイルでは、1日10GB以上使うと速度制限がかかる仕組みがありました。
現在は公式にはこの日次制限は撤廃されています。
ネット上の口コミでも「月400GB近く使っても速度が安定している」という報告があります。
ただし、楽天モバイルの利用規約には「公平なサービス提供のため、通信速度を制御する場合がある」と記載されています。
過度に大量のデータ通信を短時間で行ったり、P2Pソフトで常時大量通信をしたりすると、制限がかかる可能性はゼロではありません。
一般的な個人利用(動画視聴、テレワーク、SNSなど)の範囲なら、速度制限を気にする必要はないでしょう。
②夜間の混雑時間帯に注意
夜の20時〜24時頃は多くの人がネットを使う時間帯なので、モバイル回線は混雑しやすくなります。
この時間帯に高画質動画を見たり、大容量ファイルをダウンロードしたりすると、思ったより遅いと感じることがあるかもしれません。
混雑時の対処法としては、大容量のダウンロードは深夜や早朝にずらす、動画の画質設定を720p程度に下げる、といった工夫が有効です。
③テザリングで24時間つけっぱなしは現実的か?
💬 筆者の正直な感想
正直なところ、テザリングを24時間つけっぱなしにして大画面で映画やYouTubeを見続ける、というような使い方だと、ちょっと心もとないかなという気はします。
根拠がある話ではなく、あくまで感覚的なものですが、スマホの発熱やバッテリーの劣化を考えると、そこまでヘビーに使うなら光回線を契約した方がトータルで安心です。
「数時間のテザリング利用」と「24時間365日の固定回線代替」は、まったく別の話だと思った方がいいかもしれません。
注意
テザリングを常時利用する場合、スマホ本体への負担は避けられません。
長時間のテザリングでスマホが発熱すると、バッテリーの劣化が早まったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があります。
「光回線の完全な代替」として使うなら、Rakuten WiFi Pocket(モバイルルーター)やホームルーターの活用も検討してみてください。
6. 楽天モバイルだけでOKな人・光回線も必要な人

ここまでの情報を踏まえて、楽天モバイルだけで十分な人と、光回線も契約した方がいい人を整理します。
楽天モバイルだけでOKな人
光回線も契約した方がいい人
「楽天ひかり+楽天モバイル」の併用もおすすめ
光回線が必要な人も、「どうせ契約するなら楽天で揃えた方がお得」です。
楽天ひかりと楽天モバイルを同時利用すると、毎月1,000ポイントが還元されます(最強おうちプログラム)。
さらにSPUも上がるので、楽天市場での買い物がよりお得になります。
💬 筆者の体験談
私が楽天ひかり+楽天モバイルに統一したのは、まさにこの「揃えた方が得」のアドバイスがきっかけでした。
楽天ポイントの貯まり方が明らかに変わりましたし、「光回線の安定性」と「楽天モバイルのテザリングの手軽さ」の両方を使い分けられるのは、実際にかなり便利です。
楽天ポイントやSPUの仕組みについて詳しく知りたい方は「楽天モバイルでSPUはどれだけ上がる?ポイント活用術」をご覧ください。
7. よくある質問

楽天モバイルを光回線代わりに使おうとしている方から多い質問をまとめました。
Q. テザリングに追加料金はかかる?
かかりません。
楽天モバイルのRakuten最強プランでは、テザリングは追加料金なしで利用できます。
ドコモ・au・ソフトバンクの一部プランではテザリングにオプション料金や容量制限がありますが、楽天モバイルにはそれがないのが大きな強みです。
Q. テレワークでのビデオ会議は安定する?
楽天回線エリア内であれば、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsでの通常のビデオ会議は問題なく利用できます。
必要な速度は3〜8Mbps程度で、楽天モバイルの平均速度(77〜82Mbps)なら十分すぎるスペックです。
ただし、長時間の会議や画面共有を多用する場合、夜間の混雑時間帯と重なると画質が自動的に下がることがあります。
重要な会議がある場合は、可能ならUSBテザリングを使うか、混雑時間帯を避ける工夫をしてみてください。
Q. 楽天モバイルの代わりにモバイルルーターを使った方がいい?
自宅でテザリングを常時使うなら、Rakuten WiFi Pocket(楽天のモバイルルーター)を検討する価値はあります。
メリットは、メインスマホのバッテリーを消費しないこと、テザリング専用機として安定動作が期待できることです。
一方で、スマホのテザリングなら追加の機器代がかからないので、まずはテザリングで試してみて、不便を感じたらモバイルルーターに切り替える、という順序が無駄がありません。
Q. 今後の料金値上げの可能性は?
楽天モバイルの月額3,278円(データ無制限)は、他社と比較しても非常に競争力のある価格です。
業界全体が値下げ傾向にある中で、大幅な値上げのリスクは低いと考えられます。
ただし、料金改定が絶対にないとは言い切れないので、契約前に最新の料金を確認しておくことをおすすめします。
乗り換えの手続きに不安がある方は「楽天モバイルへのMNP乗り換え手順を徹底解説」の記事が参考になります。
8. まとめ:一人暮らしの通信費を最適化する判断基準

ここまでの内容をまとめます。
この記事のまとめ
一人暮らしで「動画を見る」「SNSをチェックする」「たまにPC作業をする」程度の使い方なら、楽天モバイル一本で光回線なしの生活は十分に成り立ちます。
年間で約6万〜14万円の節約になるのは、一人暮らしの家計にとって大きなメリットです。
一方で、安定性を最優先にしたい方や、在宅ワークが中心の方は、光回線との併用を検討した方が安心です。
その場合も、楽天ひかり+楽天モバイルで揃えると、ポイント還元やSPUの恩恵で通信費以上の節約効果が期待できます。
まずは、楽天モバイルの公式サイトでお住まいのエリアが楽天回線に対応しているかどうかを確認するところから始めてみてください。
楽天モバイルは契約の縛りも解約金もないので、「まず試してみて、ダメなら戻す」という判断が気軽にできるのも大きな強みです。
光回線を契約する前に、まずテザリングで「お試し」してみよう
引っ越し先で光回線を契約するか迷っている方は、まず楽天モバイルのテザリングで1ヶ月過ごしてみるのがおすすめです。
工事不要で今日から試せますし、不満があればそのあとで光回線を申し込んでも遅くはありません。
通信費の見直しは、一人暮らしの固定費削減の中でも特に効果が大きい項目です。
ぜひ一度、自分の使い方でテザリングがどこまで使えるか、体感してみてください。




コメント