正直に言うと、テザリングは最初、「バッテリーが減るし、遅そう」と思ってほとんど使っていなかった。
ところが今では、仕事でカフェに行くときも、車で長距離を移動するときも、楽天モバイルのテザリングをよく使っている。
特に車内でAmazon Fire TVスティックをテザリングにつないで映画を観るようになってから、「これ、かなり便利だな」と感じるようになった。
もちろん、すべてが完璧なわけではない。
山間部でつながらなくなったことはあるし、長時間使えばスマホのバッテリーもかなり減る。場所や時間帯、電波状況で通信速度が変わるのも、スマホ回線を使う以上は避けにくい。
それでも、楽天モバイルはテザリングの追加料金がかからず、Rakuten最強プランなら20GBを超えた後は月額3,278円(税込・割引適用前)で国内データ通信を無制限で使える。
PCやタブレット、Fire TVスティックまでスマホ回線につなぎたい人にとっては、この使いやすさは大きい。
この記事では、公式サイトの内容を並べるだけではなく、実際に使っている立場から、良かった点も気になった点もまとめる。
先に結論
楽天モバイルのテザリングは追加料金0円・申し込み不要。テザリング専用の月間データ上限もありません。ただし、テザリングで使った通信量はRakuten最強プランの月間データ利用量に加算され、混雑時などには速度制御される場合があります。「追加料金なし」と「通信制御が一切ない」は別です。
この記事でわかること
楽天モバイルのテザリング料金と「無制限」の意味/実際に使って感じた速度・安定性/4Gと5Gで考えておきたい違い/iPhone・Androidの設定方法/車でFire TVスティックを使った実体験/バッテリー・発熱対策/他社との違い/固定回線代わりに向く人・向かない人/つながらない・遅いときの対処法
そもそも「テザリング」って何?知らない人向けに1分で説明
テザリングとは、スマホのモバイル通信を使って、ノートPCやタブレット、ゲーム機などをインターネットにつなぐ機能のこと。 イメージとしては、スマホを小型のWi-Fiルーターとして使う感じだ。 外出先でカフェやホテルのWi-Fiを探さなくても、スマホが楽天モバイルにつながっていれば、その通信をPCやFire TVスティックなどでも使える。 テザリングには主に3つの方式がある。
| テザリングの方式 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| Wi-Fiテザリング | スマホからWi-Fiを飛ばして接続。ケーブル不要で、PC・タブレット・Fire TVなど複数の機器をつなぎやすい | ★★★★★ |
| USBテザリング | ケーブルでPCと直結。無線の影響を受けにくく、PCから給電しながら利用できる | ★★★★☆ |
| Bluetoothテザリング | Bluetoothで接続。Wi-Fiテザリングより通信速度は控えめだが、電池持ちを優先したい場面で使いやすい | ★★☆☆☆ |
私が普段使うのは、ほとんどWi-Fiテザリングだ。 車でもカフェでもケーブルがいらず、一度設定しておけば次からもつなぎやすい。 PCを長時間使うときはUSBテザリングも便利。楽天モバイル公式でも、USB接続ならPCからスマホへ給電しながら利用できると案内されている。
楽天モバイルのテザリングは無料・申し込み不要|「無制限」の意味も確認
前提として、楽天モバイルのテザリングは追加料金ゼロ・申し込み不要で使える。 ただ、ここは勘違いしやすい。 テザリングの「利用料金」が0円なのであって、テザリングで使ったデータ通信量がカウントされないわけではない。 PCやFire TVなどをテザリングで使った分も、Rakuten最強プランの月間データ利用量に加算される。 Rakuten最強プランの通常料金(割引適用前)は次のとおり。
| 月間データ利用量 | Rakuten最強プランの通常料金 | テザリング利用料 |
|---|---|---|
| 3GBまで | 1,078円(税込) | 0円 |
| 3GB超~20GBまで | 2,178円(税込) | 0円 |
| 20GB超~無制限 | 3,278円(税込) | 0円 |
たとえばスマホ単体では月2GBしか使っていなくても、テザリングしたPCで5GB使えば合計7GBになる。 この場合、「テザリングオプション料」はかからないが、Rakuten最強プランの料金段階は3GBまでの1,078円ではなく、3GB超~20GBまでの2,178円になる。 20GBを超えた後は、通常料金なら3,278円(税込)が上限となり、国内データ通信は無制限になる。 最強家族割などの割引が適用される人は実際の請求額が異なるため、料金の詳しい仕組みは楽天モバイル最強プランの完全解説も確認してほしい。
ahamo・povo2.0・LINEMOと比べるとどう?
「テザリング無料」は楽天モバイルだけではない。 2026年8月時点では、ahamo・povo2.0・LINEMOも追加料金なしでテザリングを利用できる。 違いが出るのは、テザリングで消費できるデータ容量だ。
| 項目 | 楽天モバイル | ahamo | povo2.0 | LINEMO |
|---|---|---|---|---|
| テザリング料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 主なデータ容量 | 20GB超で無制限 | 30GB 大盛り110GB |
購入したデータトッピングによる | ベストプランVは30GB |
| 同時接続台数 | 使用端末による | 使用端末による | 使用端末による | 使用端末による |
| 申し込み | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
以前のahamo大盛りは100GBだったが、現在は通常30GB、大盛りオプション込みで110GB。 LINEMOも現在の大容量プランは「LINEMOベストプランV」で30GBとなっている。 古い比較記事では以前の数字が残っていることもあるので注意したい。 テザリングで毎月100GBを大きく超えるような使い方なら、データ容量だけで見れば楽天モバイルの自由度は高い。 ただし、選ぶときは回線のつながりやすさや速度、通話、サポートも含めて考えたい。4サービスの違いは楽天モバイルとahamo・povo・LINEMOの比較で詳しく整理している。
テザリング時の速度、実際どうなのか
「テザリングは遅いんじゃないか」と気になる人は多いと思う。 私も使う前は、そこが一番気になっていた。 実際に使ってみると、市街地や普段の生活圏で電波がしっかり入っている場面なら、YouTubeやAmazon Prime Video、PC作業で困ることはほとんどない。 ただ、「楽天モバイルの4Gなら必ず20~50Mbps」「5Gなら100~250Mbps」のように一律の数字で語るのは正確ではない。 モバイル回線の実効速度は、同じスマホでも場所や時間帯によって変わる。 テザリングではさらに、 ・スマホが楽天モバイルから受けている電波の強さ ・4Gか5Gか ・基地局や周辺の混雑 ・スマホと接続機器の距離 ・同時に接続している機器の台数 ・スマホの発熱や省電力設定 ・接続機器側のWi-Fi性能 なども影響する。 そのため、「4Gなら何Mbps、5Gなら何Mbps」と数字を決め打ちするより、自分の生活圏で問題なく使えるかを見る方が現実的だ。
普段使っている場所で楽天モバイル自体が遅ければ、テザリングだけ急に速くなることはない。 反対に、スマホ単体で十分な速度が出ていれば、テザリングでも問題なく使える可能性は高い。 実際の通信速度を数字で見たい人は、楽天モバイルの通信速度を1年使った体感と実測データで検証した記事も合わせて読んでほしい。 「楽天モバイル自体が遅い」という場合は、楽天モバイルが遅い原因と速度改善テクニックで原因を切り分けている。
速度を見るときの注意点
スマホ本体の通信速度が遅いのか、スマホからPCなどへ飛ばしているWi-Fi部分がボトルネックなのかで対処は変わる。遅いと感じたら、まずスマホ単体でWebや動画が問題なく使えるか確認すると原因を切り分けやすい。
「データ無制限」の意味と、制限について知っておきたいこと
楽天モバイルの公式サポートでは、テザリングについて「制限はありません」と案内されている。 つまり、「テザリングだけ月30GBまで」「テザリングだけ1日○GBまで」といった専用のデータ上限は設定されていない。 一方、同じ公式FAQには、公平にサービスを提供するため通信速度を制御する場合や、大容量通信によって他の利用者へのサービス提供に支障が出る恐れがある場合にファイルサイズを圧縮する場合があることも書かれている。 Rakuten最強プラン自体にも、混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合があるという注意書きがある。 つまり、 「テザリング専用の容量上限はない」けれど、「どんな使い方をしても絶対に速度制御されない」という意味ではない。 この2つは分けて考えた方がいい。
| ❌ よくある誤解 | ✅ 2026年8月時点の整理 |
|---|---|
| パートナー回線(au回線)では月5GBに制限される | 国内パートナー回線の月5GB上限は2023年6月のRakuten最強プラン開始時に撤廃されている |
| 1日10GB以上使うと必ず低速になる | 現在、楽天モバイルは「1日10GBで一律制限」という具体的な基準を公式には案内していない |
| テザリング中は必ずスマホ単体より大幅に遅い | 実効速度は電波・端末・Wi-Fi・接続台数などで変わる。筆者の利用環境では動画やPC作業で困ることはほぼない |
| 無制限だから山間部でもどこでもつながる | 「データ容量」と「電波が届くか」は別問題。山間部や一部の建物内などでは圏外・弱電波になる場合がある |
速度制限の仕組みをさらに詳しく知りたい人は、データ無制限でも速度制限がある?楽天モバイルの通信制限完全対策で詳しくまとめている。
プラチナバンドについて
楽天モバイルは2024年6月27日に700MHz帯のプラチナバンド商用サービスを開始し、カバレッジホールを優先してエリアを順次拡大すると発表している。ただし、プラチナバンドが始まったからといって、全国どこでも屋内まで必ずつながるわけではない。自宅・職場・通勤ルートなど、実際に使う場所の確認は今でも必要だ。
自分の生活圏で使えるか心配な人は、楽天モバイルの対応エリア確認方法とつながりにくい場所の対策も先に見ておくと判断しやすい。 5Gについて詳しく知りたい場合は、楽天モバイル5Gエリアと通信速度の解説も参考になる。
設定方法|iPhone・Androidそれぞれ数分でできる手順
楽天モバイル側でテザリングオプションを申し込む必要はない。 スマホ本体の設定からオンにすれば使える。
| 📱 iPhoneの場合 | 🤖 Androidの場合 |
|---|---|
| ① ホーム画面の「設定」を開く | ① 「設定」アプリを開く |
| ↓ | ↓ |
| ② 「インターネット共有」をタップ | ② 「ネットワークとインターネット」をタップ |
| ↓ | ↓ |
| ③ 「ほかの人の接続を許可」をオンにする | ③ 「アクセスポイントとテザリング」をタップ |
| ↓ | ↓ |
| ④ 表示されたWi-Fiパスワードを確認する | ④ 「Wi-Fiアクセスポイント」をタップしてオンにする |
| ↓ | ↓ |
| 接続先でiPhoneのネットワーク名を選び、パスワードを入力 | QRコードまたはパスワードを確認して接続 |
Androidは機種やOSによって「アクセスポイント」「Wi-Fiテザリング」「モバイルホットスポット」など、表示名が少し違う。 楽天モバイル公式の案内もRakuten Hand 5Gを例にした手順なので、自分の端末で項目名が違っても慌てる必要はない。 接続したいPC・タブレット・Fire TVスティックなどのWi-Fi設定画面を開き、スマホのネットワーク名を選んでパスワードを入力すれば接続できる。
セキュリティのこと、忘れずに
Wi-Fiテザリングでは必ずパスワードを設定し、第三者に知られないよう管理する。楽天モバイル公式も、不正利用防止のためテザリング用パスワードを設定して利用するよう案内している。推測されやすい短いパスワードに変更するのは避けた方がいい。
【実体験】車の中でFire TVスティックに接続して映画を観る話
これを読んでいる人の中には「テザリングでFire TVスティック?しかも車の中で?」と思う人もいるかもしれない。 実際にやっているし、普通に使えている。 長距離移動のときは、車のモニターにHDMIでFire TVスティックをつなぎ、スマホ(OPPO A7 Android)でテザリングを起動してFire TVスティックに接続する。 私が使ってきた環境では、Amazon Prime VideoもYouTubeも、フルHD画質のままバッファリングなし・画質劣化なしで再生できている。 これは一般論ではなく、あくまで私自身が使った環境での話だ。
実際に使ってみてわかったこと
車の中でテザリングを使って感じたことを整理すると、こうなる。 ◎ 市街地・一般的な幹線道路上では全く問題なし。映像が途切れたことはほとんどない。 ◎ Amazon Prime VideoのフルHD再生も快適。たまに4K作品を再生しても止まらない。 △ 山間部に入ると繋がらなくなることが何度かあった。山道を走る場面では覚悟が必要。
⚠ スマホのバッテリーがかなり減る。長距離ならモバイルバッテリーかシガーソケット充電がほぼ必須。
山間部でつながらなくなる点は、今のところ割り切っている。 電波が届かない場所では、テザリング以前の問題だからだ。 ただ、普段の生活圏内(市街地・郊外)では、私はテザリングにほとんど不満を感じていない。 カフェで仕事するときも同じで、フリーWi-Fiは「怖い・めんどくさい」ので自分ではあまり使わない。 接続先を探して認証するより、自分のスマホでテザリングをオンにする方が早い。 私自身の感想としては、「生活圏で楽天モバイルの電波が十分入るなら、テザリングはかなり使える」。 反対に、山間部・地下・建物の奥など、楽天モバイルそのものが弱い場所ではFire TVでもPCでも安定しない。 田舎や山間部での使い勝手が気になる人は、楽天モバイルは田舎でも使える?実体験で検証した記事も参考にしてほしい。
テザリングで気になること|バッテリー問題と発熱対策
テザリングで一番気になるのは、バッテリーの消耗だ。 実際に使っていて、これはかなり感じる。 テザリング中は、スマホ自身がモバイル回線で通信しながら、PCやFire TVなどへWi-Fiを飛ばし続ける。 スマホだけを使っているときに比べて、電池は減りやすい。 特に動画を長時間流したり、大容量データをやり取りしたりすると、バッテリーだけでなくスマホ本体の発熱も気になってくる。
| シーン | 私ならこう対策する |
|---|---|
| カフェでPC作業(1〜3時間) | 10,000mAhクラスのモバイルバッテリーを持っていく。長く使う日は途中で充電する |
| 車の中で使う(長距離移動) | シガーソケット充電器またはUSBカーチャージャーを使う。Fire TVを長時間見るならこれが一番現実的 |
| 屋外イベント・野外作業 | 長時間なら大容量モバイルバッテリーを用意。直射日光が当たる場所にスマホを放置しない |
| ホテルや宿泊先での長時間使用 | コンセントから充電しながら利用。PCだけならUSBテザリングも選択肢 |
車の中で使うなら、私はシガーソケットから充電しながらテザリングする方法が一番ラクだと感じている。 ただし夏場の車内など、スマホ本体がかなり熱くなる環境で充電+テザリングを続けるのは避けたい。 スマホが異常に熱くなったら、一度通信や充電を止めて直射日光の当たらない場所へ移す。 冷凍庫や保冷剤で急激に冷やすと結露の原因になり得るので、やらない方がいい。 バッテリー消費についてもっと詳しく知りたい人は、楽天モバイルのバッテリー消費は本当に早い?山間部と他社比較で検証が参考になる。
PCならUSBテザリングも便利
ノートPCだけをつなぐなら、Wi-FiではなくUSBケーブルで接続する方法もある。ケーブルは必要だが、無線環境の影響を受けにくく、PCからスマホへ給電しながら使える。外出先で長時間仕事をする人は覚えておくと便利だ。
向いている人、向いていない人
テザリングが便利かどうかは、使い方と場所によって変わる。 向いている人と向いていない人を整理する。
「スマホのテザリングで自宅の固定回線を完全に代替したい」という使い方は、人によって評価がかなり分かれる。 家の中で楽天モバイルが安定して高速通信でき、使う端末数も少ないなら、固定回線代わりにできる人はいる。 一方、家族全員で複数のテレビ・PC・ゲーム機を常時接続したい、オンラインゲームで遅延をできるだけ抑えたい、仕事上ネット回線が切れると困る、といった家庭では光回線の方が安心できるケースが多い。 スマホを毎日長時間ホットスポットとして動かし続ければ、バッテリーや発熱も気になる。 固定回線代わりとして検討しているなら、いきなり光回線を解約せず、今の自宅で数日~数週間テザリングを試してから判断した方がいい。 このテーマは楽天モバイルは光回線代わりになる?テザリングの実力と限界でさらに詳しくまとめている。 外出先での仕事や車内エンタメなど、「必要なときだけテザリングする」という使い方なら、私はかなり相性がいいと感じている。
「フリーWi-Fi vs テザリング」どちらを使う?
カフェや図書館などで使えるフリーWi-Fiと、自分のテザリング。 どちらがいいかは状況によるが、私はテザリングを使うことが多い。 理由は、接続が楽だからだ。 一度設定した自分のPCなら、スマホでテザリングをオンにして接続するだけで済む。
| 比較項目 | 楽天モバイルテザリング | フリーWi-Fi(カフェ等) |
|---|---|---|
| ネットワーク管理 | ○ 自分でパスワード管理 | △ 提供元・設定による |
| つなぐ手間 | ◎ 設定済みなら簡単 | △ 認証や規約同意が必要な場合あり |
| 速度の安定性 | ○ 楽天回線の電波・混雑次第 | △ 店舗設備・利用人数次第 |
| 場所の制限 | ○ モバイル回線がつながる場所 | △ Wi-Fi提供場所のみ |
| バッテリー消費 | △ 増えやすい | ○ テザリングより負担は小さい |
| 追加コスト | ◎ テザリング利用料0円 | ◎ 無料提供も多い |
もちろん、フリーWi-Fiがすべて危険というわけではない。 運営者が明確で、適切に管理されたWi-Fiもある。 一方で、名前だけでは正体の分からないアクセスポイントに何となく接続するのは避けたい。 テザリングも「絶対安全」ではないが、自分のスマホと自分で管理しているパスワードを使える点は安心材料になる。 私の場合、仕事でPCを開くときは「どのWi-Fiにつなぐか考えるのが面倒」という理由もあり、自分のテザリングを選ぶことが多い。
よくある疑問に答える
Q. テザリングの接続台数に制限はある?
接続できる台数は端末によって異なる。 iPhoneについてApple公式も、インターネット共有へ同時接続できるデバイス数は「通信事業者およびiPhoneモデルによって異なる」と案内している。 Androidも機種ごとに仕様が違うため、「楽天モバイルなら必ず○台」という一律の数字では答えられない。 複数台を接続することはできるが、同時に大量通信する機器が増えれば、1台だけ接続しているときより通信が混み合いやすくなる。 使用端末の仕様を確認するのが確実だ。
Q. テザリング中、通話はできる?
スマホのモバイルデータ通信を使いながらテザリングする機能なので、通常のスマホ利用と同様に通話も利用できる。 Rakuten Linkを使う場合も、テザリングをオンにしたこと自体で利用不可になるわけではない。 ただし、端末・電波状態・利用中の通信状況によって挙動は変わる可能性があるため、大事なオンライン会議や大容量アップロード中などは余裕を持って使った方がいい。 Rakuten Linkの通話条件そのものについては、Rakuten Linkの無料通話と注意点で確認できる。
Q. Fire TVスティックをテザリングにつないでも大丈夫?
Wi-Fiに接続できるFire TVスティックなら、スマホのテザリング先として利用できる。 私も車内でOPPO A7からFire TVスティックへテザリングし、Amazon Prime VideoやYouTubeを見ている。 市街地や普段走る幹線道路では快適に見られているが、山間部では電波が途切れた経験がある。 長距離移動なら、通信量よりスマホのバッテリーと電波エリアを気にした方がいい。
Q. テザリングをオンにしていると、料金は上がる?
テザリングそのものの追加料金はかからない。 ただし、テザリングで使ったデータ量もRakuten最強プランの月間利用量に加算される。 ここは間違えやすい。 たとえばスマホ本体だけなら月3GB以下だった人が、PCのテザリングを含めて合計10GB使えば、料金段階は3GBまでの1,078円から3GB超~20GBまでの2,178円へ上がる。 20GBを超えれば、通常料金は3,278円(税込・割引適用前)となり、その後は国内データ無制限。 つまり、 「テザリングを使ったからオプション料金が加算される」→ない。 「テザリングでデータ量が増えても月額料金が絶対に変わらない」→3GB・20GBの料金段階をまたげば変わる。 この違いは覚えておきたい。
Q. ゲーム機(Nintendo SwitchやPS5)のテザリング接続はできる?
Wi-Fi接続に対応しているゲーム機なら、テザリングでインターネットへ接続すること自体は可能。 ただしオンラインゲームでは、単純な下り通信速度だけでなく、遅延や通信の安定性もかなり重要になる。 「5Gなら絶対にラグがない」というわけではない。 対戦ゲームを本気でやるなら、自宅の固定回線や有線接続の方が向いているケースが多い。 外出先でアップデートや軽いオンライン利用をしたい、といった使い方ならテザリングは便利だ。
覚えておきたいポイント
楽天モバイルのテザリングはオプション申し込み不要。対応端末なら、契約後にスマホ本体のテザリング機能をオンにすれば利用できる。専用アプリや月額オプションを追加する必要はない。
テザリングがつながらない・遅い時のチェックリスト
「テザリングをオンにしたのに、PCやFire TVがつながらない」 「接続はできたのにネットが遅い」 というときは、すぐに楽天モバイルの障害と決めつけず、順番に原因を切り分けた方が早い。
| 症状 | チェックすること | 対処法 |
|---|---|---|
| SSID・スマホ名が表示されない | スマホ側でテザリングがオンになっているか、Wi-Fiが利用できる状態か確認 | テザリングを一度オフ→オン。接続機器側のWi-Fiも入れ直す。改善しなければ両方を再起動 |
| 接続済みなのにインターネットにつながらない | まずスマホ単体でモバイル通信できているか確認 | スマホ自体も通信できないなら電波・障害・端末側の問題を先に確認。機内モードのオン→オフや再起動も試す |
| 速度が極端に遅い | スマホ単体の速度、電波強度、4G/5G、混雑、接続台数、端末の発熱を確認 | 窓際など電波の良い場所へ移動。不要な接続機器を外す。時間を変えて再試行。スマホが熱い場合はいったん休ませる |
| 移動中に突然切れる | 楽天モバイル回線とKDDIの通信網をまたいだ可能性や、圏外・弱電波になっていないか確認 | しばらく待って再接続。楽天モバイル公式でも通信網をまたぐ際に数秒~数分通信が途切れる場合があると案内している |
| 途中でテザリングが止まる | 端末の省電力設定、自動切断設定、バッテリー残量を確認 | 端末側のテザリング関連設定を確認。必要なら充電しながら使う。ただし発熱には注意 |
| パスワードを入れても接続できない | テザリング画面のパスワードを再確認 | 接続先で保存済みネットワークを一度削除し、改めてSSIDを選んでパスワードを入力する |
ポイントは、まずスマホ単体が正常に通信できているかを見ること。 スマホ自体が圏外だったり極端に遅かったりするなら、テザリング設定を何度やり直しても改善しない。 電波そのものが原因なら、楽天モバイルがつながらない原因と改善策で順番に確認してみてほしい。 圏外になることが多い場合は、楽天モバイルの圏外対策とプラチナバンド対応エリアも参考になる。
iPhoneユーザーへの補足
iPhoneでうまくつながらない場合は、「設定」→「インターネット共有」で「ほかの人の接続を許可」がオンになっているか確認する。Apple公式も、改善しない場合はiPhoneと接続先の両方を再起動し、必要に応じて「互換性を優先」を試す方法を案内している。「互換性を優先」をオンにするとパフォーマンスが低下する場合がある点には注意。
それでも解決しない場合は楽天モバイルへ相談する。 問い合わせ方法が分からない人は、楽天モバイルのチャット・電話・店舗の問い合わせ方法に窓口をまとめている。
まとめ|楽天モバイルのテザリングを使って感じた結論
楽天モバイルのテザリングを実際に使ってきた私の結論は、こうだ。 「自分の生活圏で楽天モバイルがしっかりつながるなら、テザリングはかなり使える。バッテリー対策さえしておけば、PC作業も動画視聴も普通にこなせる。」 私も、車のFire TVスティックやカフェでのPC作業などでよく使っている。 その一方で、山間部に入ってつながらなくなった経験もある。 だから「無制限だから日本中どこでも最強」とは言えない。 楽天モバイルの強みは、テザリングが追加料金・申し込み不要で、Rakuten最強プランなら20GB超過後の国内データ通信を通常料金3,278円(税込・割引適用前)で無制限利用できることだ。 ahamo・povo2.0・LINEMOもテザリング自体は無料なので、「無料テザリングが楽天だけ」というわけではない。 それでも、PCや動画端末まで含めて毎月大量のデータを使いたい人にとって、楽天モバイルは選択肢の一つになる。
| 楽天モバイルテザリング まとめ | |
|---|---|
| 料金 | テザリング利用料0円・申し込み不要。通信量はRakuten最強プランのデータ利用量に加算 |
| データ制限 | テザリング専用の容量上限なし。20GB超は国内データ無制限。ただし公平なサービス提供のため速度制御等の場合あり |
| 速度 | 固定の実効速度は保証されない。場所・時間帯・4G/5G・端末・接続台数などで変動 |
| 接続台数 | 端末・モデルによって異なる。使用するスマホの仕様確認が確実 |
| バッテリー | 消耗・発熱は増えやすい。長時間利用はモバイルバッテリーや車載充電、USBテザリングを活用 |
| 筆者の実体験 | 市街地・幹線道路でFire TVやPC作業は快適。山間部ではつながらなくなった経験あり |
| 向いている人 | 外出先のPC作業、車内動画、大容量通信などでスマホ回線を活用したい人 |
楽天モバイルを検討しているなら、テザリングだけで決めず、まず自宅・職場・よく行く場所が楽天モバイルのエリア内か確認した方がいい。 エリアが合えば、スマホ1台の契約でPCやタブレット、Fire TVまでネットにつなげられる。 私が最初に持っていた「テザリングは遅くて使いにくい」という印象は、実際に使い始めてかなり変わった。 ただし、これはあくまで私の利用環境での感想だ。 自分の生活圏と使い方に合うかを確認したうえで判断してほしい。




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