「楽天モバイルに乗り換えたいけど、通話品質が悪いって聞くと不安…」
「Rakuten Linkなら通話料は無料だけど、音質は本当に大丈夫?」
楽天モバイルを検討するとき、通話品質は気になるポイントのひとつです。
私も契約前は「音が途切れる」「相手の声が聞こえない」といった口コミを見て、かなり調べました。
実際に契約し、Rakuten Linkをメインの通話手段として使い続けてきた私の感想は、電波が安定している場所の日常通話なら普通に使えるです。
家族や友人への電話、仕事先への問い合わせ、役所への電話など、普段の発信はほとんどRakuten Linkを使っています。
「無料だから仕方なく使っている」という感覚ではなく、私の利用環境では普段の電話として使えています。
ただ、大手キャリアの通常通話とまったく同じ品質かと言われると、そこまでは言えません。
高速移動中や電波が弱い場所で音が途切れたことはありますし、重要な電話なら標準電話アプリを選んだほうがよい場面もあります。
・家族・友人・店舗・役所などへの普段の電話 → Rakuten Linkで十分
・音質を最優先したい重要な電話 → 標準電話アプリも選択肢
・0570や一部特番 → Rakuten Linkの無料通話対象外
・110、119、118などの緊急通報 → OS標準の電話アプリから発信
・通話品質は利用場所、通信状態、Wi-Fi環境などで変わる
この記事では、実際に使って感じたことと2026年時点の楽天モバイル公式情報を分けながら、Rakuten Linkの通話品質をまとめます。
「楽天モバイルにして電話で後悔しないか」を判断したい方は、契約前の参考にしてください。
- Rakuten Linkとは?普通の電話との違い
- 使い続けて感じたRakuten Linkの通話品質
- 193人のアンケートでは68%が「普通以上」
- Rakuten Linkの通話品質が悪くなる主な原因
- Rakuten Linkの音質が悪い・途切れるときの改善方法
- Rakuten Linkでも無料にならない番号に注意
- Rakuten Linkと標準電話アプリ、どう使い分ける?
- 大手3キャリアと「データ無制限+かけ放題」の料金を比較
- プラチナバンドでRakuten Linkの通話品質も良くなる?
- 衛星とスマホの直接通信は2026年第4四半期の開始を目指している
- Rakuten Linkが向いている人・向いていない人
- LINE通話とRakuten Linkは何が違う?
- Rakuten Linkを使って感じる注意点・デメリット
- Rakuten Linkの通話品質でよくある疑問
- まとめ:Rakuten Linkは普段使いできる。重要な電話は標準電話と使い分ける
Rakuten Linkとは?普通の電話との違い
Rakuten Linkは、楽天モバイル契約者向けの通話・メッセージアプリです。
Rakuten Linkから対象の国内電話番号へ発信すると、他社の携帯電話や固定電話にも、通話時間を気にせず無料で電話できます。
楽天モバイルを使っていて、私が特にメリットを感じている部分です。
ただし、Rakuten Linkとスマホに最初から入っている電話アプリでは、同じ「電話」でも仕組みが違います。
OS標準の電話アプリは、楽天モバイルの音声通話ネットワークを利用します。
現在のスマートフォンでは主にVoLTEなどの仕組みで音声通話を行うため、安定性を重視するならこちらが有利です。
Rakuten Linkはアプリを通して通信するため、モバイル回線やWi-Fiなど、そのとき使っているネットワーク環境の影響を受けます。
そのため、
→ 普通に会話できることが多い
通信状態が不安定・混雑している
→ 音の途切れ、遅延、接続しにくさが出ることがある
といった違いが出ます。
楽天モバイル自体のエリアが気になる方は、楽天モバイルの対応エリアとつながる場所の確認方法も先に確認しておくと判断しやすいです。
Rakuten Linkの通話はギガを消費する?
これも楽天モバイルの特徴です。
Rakuten Linkを利用した電話の発着信やメッセージの送受信は、原則としてRakuten最強プランの料金を決めるデータ利用量にはカウントされません。
Rakuten Linkで長電話をしても、通話時間に応じてデータ使用量が増え、その分プラン料金が上がる仕組みではありません。
ただし、Rakuten Link内のニュースや楽メールなど、通話・メッセージ以外のデータ通信はデータ利用量に含まれるものがあります。
例外もあるため、「Rakuten Linkアプリ内の通信はすべてノーカウント」という意味ではありません。
無料通話の条件を詳しく知りたい方は、楽天モバイルのRakuten Linkかけ放題と無料にならない番号も確認してみてください。
使い続けて感じたRakuten Linkの通話品質
ここからは公式仕様ではなく、私が実際に使ってきた体験です。
利用地域や端末によって結果は変わるため、「楽天モバイルなら誰でも同じ」という話ではありません。
その点を踏まえて読んでください。
普段の通話:特に困ったことがない
私の場合、自宅や市街地で使う分には通話品質で困ったことがほとんどありません。
相手から頻繁に「聞こえにくい」と言われることもなく、こちらが相手の声を聞き取れず会話にならない、といった経験もほぼありません。
友人との長電話、役所への問い合わせ、仕事関係の電話もRakuten Linkで済ませています。
普段使っていると、「これが時間無制限で無料なのは大きい」と感じます。
高速移動中は音が途切れたことがある
一方、不安定さを感じたのは、高速道路などを移動中の車内です。
走行中に一瞬音が途切れたり、相手の声が乱れたりしたことがあります。
移動中は接続する基地局や電波状況が次々に変わるため、止まっているときより通信条件は厳しくなります。
ただ、私の体感では「楽天モバイルでは電話そのものができない」というほどではありませんでした。
通話中、一瞬聞こえにくくなることがある程度です。
場所による差はあるため、高速道路、山間部、トンネルが多いルートなどで頻繁に電話する人は、楽天モバイルのエリアを事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
山間部ではRakuten Link以前に電波の差を感じる
山間部では、市街地より楽天モバイルの電波が弱いと感じることがあります。
この場合、「Rakuten Linkだけが悪い」のではなく、もともとの通信環境が通話品質に影響している可能性があります。
楽天モバイルは自社回線の拡大に加え、KDDIとのローミングや700MHz帯のプラチナバンドを利用してエリア改善を進めていますが、場所による差が完全になくなったわけではありません。
特に自宅・勤務先・よく行く場所でつながるかどうかは、料金と同じくらい確認しておきたいポイントです。
楽天モバイルがつながらない場合の対処は、楽天モバイルがつながらないときの原因別改善策でも詳しくまとめています。
私は0120で標準電話アプリを使うことがあった
私は以前から、0120のフリーダイヤルへ電話するときに標準電話アプリへ切り替えることがありました。
ただ、ここは以前の記事から修正しておきたい点です。
「0120はRakuten Linkから一律で発信できない」というのが楽天モバイルの公式仕様ではありません。
楽天モバイルが無料通話の主な対象外として案内しているのは、0570などの他社接続サービスや0180、一部の特番などです。
Rakuten Linkでは電話番号を入力すると、発信ボタンの色で無料対象か有料対象かを確認できます。
ピンク色の発信ボタン → Rakuten Linkの無料通話対象
緑色の発信ボタン → OS標準の電話アプリへ切り替わり、有料になる場合あり
「Rakuten Linkを開けば全部無料」と考えず、普段かけない番号へ発信するときは画面を確認するのが確実です。
193人のアンケートでは68%が「普通以上」
私一人の感想だけでは偏るため、第三者によるアンケート結果も参考になります。
格安SIMの比較サイト「格安SIMの管理人」がRakuten Linkユーザー193人を対象に実施したアンケートでは、次の結果が公開されています。
| 評価 | 割合 | 評価のイメージ |
|---|---|---|
| 良い | 18% | 通常の電話と大きな差を感じない |
| 普通 | 50% | 多少気になる場面はあるが使える |
| 悪い | 32% | 途切れや遅延などが気になる |
「良い」18%と「普通」50%を合わせると、68%が普通以上と回答しています。
私の感覚も「ものすごく高音質」というより、この「普通」に近いです。
ただ、このアンケートだけで2026年現在の全利用者の品質を断定することはできません。
Rakuten Linkはアプリの更新が続いており、楽天モバイル側の基地局、端末、利用地域も変化しています。
口コミを見るときは、「いつ」「どこで」「どの端末を使った話なのか」を分けて考えたほうがよいでしょう。
2026年5月には、Rakuten Linkのアップデートによって、移動中の通話品質を示す指標が前バージョン比で改善したと報じられています。
サービス開始直後の古い口コミだけで、現在の品質を判断するのも適切ではありません。
一方で、「無料通話だから常に大手キャリアの標準電話アプリと同等」と考えるのも違います。
品質を優先するなら標準電話アプリ、料金を抑えたいならRakuten Linkと使い分けるのが現実的です。
Rakuten Linkの通話品質が悪くなる主な原因
「自分のRakuten Linkだけ音質が悪い」という場合は、最初からアプリだけを疑わず、順番に原因を切り分けると分かりやすいです。
原因①:楽天モバイルの電波が弱い
最初に確認したいのは、モバイル回線そのものです。
アンテナ表示が少ない、圏外になったり戻ったりする、Webページや動画も遅いという状態なら、Rakuten Link以前に通信環境が不安定な可能性があります。
特に影響を受けやすいのは、
などです。
楽天モバイルの通信速度自体が気になる場合は、楽天モバイルを1年使った通信速度の実測結果も参考にしてください。
原因②:Wi-Fi側が不安定
「モバイル回線が弱ければWi-Fiにつなげば大丈夫」とは限りません。
Wi-Fi自体が混雑している、電波が弱い、公衆Wi-Fiの接続品質が悪いといった状態では、Rakuten Linkの通話にも影響が出ることがあります。
自宅では問題ないのに外出先の無料Wi-Fiへつないだ途端に不安定になった場合は、Wi-Fiをオフにして楽天モバイルの4G/5Gへ戻してみる方法があります。
原因③:高速移動で通信環境が変化している
電車や車で高速移動していると、同じ場所に止まっているときより通信環境が頻繁に変わります。
私が高速道路の車内で音の途切れを経験したのも、このケースです。
止まっている場所では問題ないのに、電車や車の中だけ音質が悪い場合は、すぐに端末故障と決めつける必要はありません。
原因④:Rakuten LinkやOSの状態に問題がある
電波が十分なのに発信できない、着信通知が出ない、急に調子が悪くなった場合は、アプリや端末側も確認します。
Rakuten Linkのバージョンが古い、OS更新後にアプリが正常動作していない、Rakuten Linkからログアウトしている、通知権限がオフになっている、といった原因も考えられます。
特に「音質が悪い」のではなく「着信そのものが来ない」場合は、通信品質とは別の問題かもしれません。
原因⑤:Bluetoothイヤホンやマイク側の問題
見落としやすいのがイヤホンやマイクです。
「相手の声は聞こえるのに、自分の声だけ聞こえにくいと言われる」場合は、Rakuten LinkではなくBluetoothイヤホンや端末マイクが原因のこともあります。
一度Bluetoothを切り、スマホ本体で電話してみると原因を切り分けやすくなります。
Rakuten Linkの音質が悪い・途切れるときの改善方法
Rakuten Linkの調子が悪いときは、いきなり細かい設定を変えるより、簡単に確認できるものから試します。
改善策①:まず通信状態を確認する
最初にアンテナ表示を見て、Webページや動画など他のデータ通信が正常に使えるか確認します。
他の通信も遅いなら、Rakuten Linkだけの問題ではない可能性が高いです。
地下なら地上へ出る、建物の奥なら窓際へ移動するなど、数メートル場所を変えるだけでも電波状態が変わることがあります。
改善策②:Wi-Fiをオン・オフして比較する
Wi-Fi接続中に音質が悪いなら、一度Wi-Fiをオフにして楽天モバイル回線で通話してみます。
反対に楽天モバイルの電波が弱く、自宅の光回線Wi-Fiが安定しているなら、Wi-Fiで試す方法もあります。
「Wi-Fiなら良い」「4Gなら良い」と決めつけず、その場所で安定するほうを使うのがポイントです。
改善策③:Androidは「通話時に優先的にLTEに接続する」を確認
Android版Rakuten Linkには、LTEとWi-Fiの両方を利用できる環境で、通話時にLTEへ優先接続する機能があります。
Rakuten Link → ホーム → 歯車アイコン → 通話とメッセージ → 「通話時に優先的にLTEに接続する」
楽天モバイル公式ではAndroid 10以降、Android版Rakuten Link 2.7以降で利用できる機能として案内されています。
iPhone版には同じ設定項目がないため、iPhoneではWi-Fiとモバイル回線を切り替えて比較すると分かりやすいです。
改善策④:Rakuten LinkとOSを更新して端末を再起動
急に不調になった場合は、Rakuten LinkとOSのアップデートを確認します。
アプリの一時的な不具合であれば、アップデート後を含め、スマートフォンを再起動するだけで戻ることもあります。
それでも改善しなければ、Rakuten Linkのログイン状態や通知、マイクなど必要な権限を確認します。
以前の記事では「キャッシュを月1回削除すると通話品質が安定する」としていましたが、楽天モバイル公式が通話品質の改善策として定期的なキャッシュ削除を推奨しているわけではありません。
まずは公式サポートで案内されている基本的な確認を優先します。
改善策⑤:Bluetoothを切ってスマホ本体で確認
ワイヤレスイヤホンや車載Bluetoothを使っているなら、一度切断してスマートフォン本体のスピーカー・マイクだけで通話します。
これで改善する場合は、Rakuten Linkや楽天回線ではなく、周辺機器側に原因がある可能性があります。
改善策⑥:大切な電話では標準電話アプリを使う
何をしても不安定な場合や、失敗したくない重要な電話では、無理にRakuten Linkを使う必要はありません。
OS標準の電話アプリから発信すれば、Rakuten Linkとは異なる通常の音声通話を利用できます。
ただし、通話オプション未加入の場合、対象の国内通話は30秒22円です。
標準電話アプリをよく使う人には、月額1,100円の「15分(標準)通話かけ放題」という選択肢もあります。
1回15分以内の対象国内通話を何度でも利用でき、15分を超えた部分は30秒22円です。
Rakuten Linkでも無料にならない番号に注意
Rakuten Linkを使ううえで注意したいのは、Rakuten Linkから発信すれば日本国内のすべての番号が無料になるわけではないことです。
主な例は次のとおりです。
| 番号・種類 | Rakuten Linkでの扱い |
|---|---|
| 携帯電話・一般的な固定電話 | 原則無料 |
| 0570から始まるナビダイヤル | 無料対象外 |
| 0180などの他社接続サービス | 無料対象外 |
| 188など一部特番 | 無料対象外 |
| 110・119・118などの緊急通報 | OS標準電話アプリで発信 |
緊急通報や一部特番はRakuten Linkでそのまま通話するのではなく、OS標準の電話アプリへ切り替わります。
Rakuten Linkでは、発信前に有料・無料を画面上で確認できます。
普段かけない番号なら、発信ボタンを押す前に表示を確認しておくと確実です。
Rakuten Linkと標準電話アプリ、どう使い分ける?
私なら次のように使い分けます。
| 比較項目 | Rakuten Link | 標準電話アプリ |
|---|---|---|
| 対象国内通話 | 無料 | 30秒22円 |
| 品質の安定性 | 通信環境の影響を受ける | 比較的安定 |
| 固定電話への発信 | ○ 対象番号なら無料 | ○ 原則有料 |
| 0570など | 無料対象外 | 所定の通話料 |
| 110・119・118 | 標準電話へ切り替え | ○ |
| 通話によるプランのデータ利用量 | 原則カウントされない | データ通信量とは別 |
| 向いている使い方 | 普段の電話・長電話 | 品質優先の重要な電話 |
私の場合は、普段はRakuten Link、重要な電話や無料対象外番号だけ標準電話アプリで足りています。
どちらか一方だけに決める必要はありません。
場面に合わせて使い分けられる点は、楽天モバイルを使ううえで便利だと感じています。
留守番電話は現在330円/月
以前の記事では「Rakuten Linkなら留守番電話が無料」としていましたが、現在の楽天モバイルの留守番電話サービスは月額330円です。
初回申し込み時に無料期間が設定されている場合はありますが、「Rakuten Linkを使えば留守番電話もずっと無料」という仕様ではありません。
電話関連の料金は変わることがあるため、申し込み時点の公式情報も確認してください。
大手3キャリアと「データ無制限+かけ放題」の料金を比較
通話品質とあわせて、実際にどのくらい料金差があるのかも気になるところです。
2026年8月時点で、各社の代表的なデータ使い放題系プランに国内かけ放題を付けた場合の割引前料金を比較します。
家族割や光回線セット割などを含めると条件が変わるため、ここでは条件をそろえて各種セット割引前で比較します。
| キャリア | 代表プラン | データ使い放題時の料金 | 国内かけ放題 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン | 3,278円 | 0円 Rakuten Link |
3,278円 |
| ドコモ | ドコモ MAX | 8,448円 | 1,980円 | 10,428円 |
| au | auバリューリンクプラン | 8,008円 | 1,980円 | 9,988円 |
| ソフトバンク | テイガク無制限 | 8,008円 | 1,980円 | 9,988円 |
※各社とも大量通信時・混雑時などに通信制御が行われる場合があります。無料通話にも一部対象外番号があります。端末代、オプション、割引は含めていません。
割引を入れずに比較すると、楽天モバイルと大手3キャリアで月6,000円以上の差が出るケースがあります。
たとえばau・ソフトバンクの9,988円と楽天モバイル3,278円では、差額は月6,710円。
12カ月なら80,520円です。
大手キャリアにも、ネットワーク品質やセット割、サポート、付帯サービスなど、それぞれのメリットがあります。
そのため「楽天モバイルが絶対に上」という話ではありません。
それでも、私のようにRakuten Linkの通話品質で困っていない人にとっては、通話料金をほとんど気にせず使えることが楽天モバイルの大きなメリットです。
プラチナバンドでRakuten Linkの通話品質も良くなる?
楽天モバイルは2024年6月27日に、700MHz帯の「プラチナバンド」で商用サービスを開始しました。
700MHz帯のような比較的低い周波数は、楽天モバイルが課題としてきた屋内などのカバレッジ改善に活用できます。
ただし、「プラチナバンドが始まったから全国どこでも一気につながるようになった」わけではありません。
楽天モバイルは主要都市部などから対応地域を順次拡大しています。
プラチナバンド対応スマートフォンを使っていても、その場所に700MHz帯の電波が届いていなければ効果は受けられません。
対応機種については、楽天モバイル対応機種と700MHz対応の見分け方でも確認できます。
Rakuten Linkは通信環境の影響を受けるため、楽天モバイルの屋内カバレッジが改善すれば、結果としてRakuten Linkを安定して使える場所が増える可能性はあります。
ただし、「プラチナバンド=Rakuten Linkの音声コーデック自体が高音質になる」という意味ではありません。
衛星とスマホの直接通信は2026年第4四半期の開始を目指している
楽天モバイルはAST SpaceMobileと、低軌道衛星と市販スマートフォンを直接つなぐサービスの開発も進めています。
2025年4月には、日本国内で低軌道衛星と市販スマートフォンを直接接続し、ビデオ通話する試験に成功したと発表しています。
当初は「2026年内」のサービス開始を目標としていましたが、その後の楽天モバイル公式発表では2026年第4四半期のサービス提供開始を目指すとされています。
この記事を更新している2026年8月時点では、まだ「全国で通常利用できるサービス」として扱える段階ではありません。
将来的には基地局の電波が届きにくい山間部や離島などを補完する可能性がありますが、サービス開始時期、対象エリア、対応機種、料金などは正式発表を待って判断する必要があります。
なお、楽天モバイルの契約数は2025年12月25日に1,000万回線を突破しています。
以前の記事では「2026年12月に1,000万回線突破」としていましたが、正しくは2025年12月25日です。
Rakuten Linkが向いている人・向いていない人
実際に使ってきた体験と現在の仕様から考えると、Rakuten Linkが合いやすい人と合いにくい人には違いがあります。
Rakuten Linkが向いている人
あまり向いていない人
ただ、後者に当てはまるからといって、楽天モバイル自体を諦める必要はありません。
Rakuten最強プランを使いながら「15分(標準)通話かけ放題」を追加し、重要な電話だけOS標準電話アプリを利用する方法があります。
月額1,100円かかりますが、1回15分以内の対象国内通話が何度でもかけ放題になるため、「楽天モバイルの料金は魅力だけどRakuten Linkだけに頼るのは不安」という人には選択肢になります。
私は今のところRakuten Linkだけで大きな不自由を感じていないため、このオプションは付けていません。
LINE通話とRakuten Linkは何が違う?
Rakuten Linkは通信環境の影響を受ける点では、LINEの音声通話など、インターネットを使う通話サービスと共通しています。
ただし、実際の使い方には大きな違いがあります。
Rakuten Linkは相手がRakuten Linkを使っていなくても、通常の携帯電話番号や固定電話へ無料でかけられる点です。
LINE通話は、基本的に相手もLINEを利用している必要があります。
Rakuten Linkなら、
・病院への予約
・美容室への予約
・飲食店への問い合わせ
・役所への電話
・会社や店舗の固定電話
・家族の携帯電話
などへ、自分の楽天モバイル電話番号からそのまま発信できます。
私は、この点を特に便利だと感じています。
「友達とはLINE通話でいい」という人でも、店舗や役所、会社へ電話するときは電話番号へ発信する必要があります。
そうした電話でも通話料を気にせず使えるのがRakuten Linkです。
以前の記事ではSkypeとも比較していましたが、一般向けSkypeはMicrosoftにより2025年5月5日に終了しています。
現在はLINEなど、現在使われている通話サービスと比較するほうが実態に合っています。
楽天モバイルのデータ通信がどの程度使えるのか気になる方は、既存の楽天モバイルのデータ無制限と速度制限について詳しくまとめた記事も確認してみてください。
Rakuten Linkを使って感じる注意点・デメリット
無料通話は魅力ですが、注意したい点もあります。
私が実際に使っていて気になることと、現在の公式仕様として知っておきたい点をまとめます。
iPhoneは相手によって着信先が変わる
iPhone版Rakuten Linkは、着信の仕組みがAndroidと少し異なります。
以前の記事では「iPhoneはRakuten Linkで着信できない」と書いていましたが、正確には発信元によって変わります。
iPhoneでRakuten Linkへログインしていても、固定電話やRakuten Linkを利用していない携帯電話からの着信は、iPhone標準の電話アプリに入ります。
一方、相手がRakuten Linkから発信している場合はRakuten Linkへ着信します。
「発信はRakuten Link、着信は必ず標準電話」という単純な仕組みではありません。
楽天モバイルをiPhoneで使う場合の設定や対応機種は、楽天モバイルで使えるiPhoneの対応機種と設定方法まとめで詳しく解説しています。
Rakuten Linkアプリ単体では着信拒否設定ができない
これは現在も公式に案内されている制限です。
Rakuten Linkアプリ内には着信拒否設定がありません。
楽天モバイル公式では、Rakuten Linkからログアウトしたうえで、端末の標準電話アプリ側で着信拒否を設定する方法が案内されています。
ただし、Rakuten LinkからログアウトするとRakuten Linkで発着信できなくなるため、迷惑電話対策を重視する人には使いにくい部分です。
アプリ内のおすすめ表示が気になることがある
Rakuten Linkは電話だけのアプリではなく、楽天グループの各種機能も統合されてきています。
私は電話だけをすぐ使いたいときに、「もう少しシンプルでもいいのにな」と感じることがあります。
通話そのものに支障はありませんが、昔ながらのシンプルな電話アプリを求める人には好みが分かれそうです。
無料通話対象外の番号がある
0570などを頻繁に利用する人は特に注意が必要です。
「楽天モバイルなら電話代が完全にゼロ」と考えて契約すると、番号によっては想定していなかった通話料金が発生します。
発信画面で無料対象か確認できるため、見慣れない番号へかけるときは一度確認してください。
仕事の重要通話まで無理にRakuten Linkへ統一しなくていい
私自身は、仕事関係の問い合わせでもRakuten Linkを使っています。
ただ、契約や商談、採用面接、顧客対応など「一度の音切れでも困る」電話まで、Rakuten Linkにこだわる必要はないと思います。
楽天モバイルでは標準電話アプリも使えます。
料金を抑えたい普段の通話はRakuten Link、重要な場面では標準電話。
私には、この使い分けが合っています。
Rakuten Linkの通話品質でよくある疑問
Rakuten Linkは本当にずっと無料ですか?
対象の国内電話番号への発信であれば、通話時間の制限なく無料です。
ただし、0570などの他社接続サービス、0180、一部特番などは無料対象外です。
「日本国内の電話番号ならすべて無料」というわけではありません。
0120にはRakuten Linkから電話できますか?
0120自体は、楽天モバイルが公開しているRakuten Link無料通話対象外番号の代表例には含まれていません。
以前の私の記事では「0120は発信不可」としていましたが、この表現は修正します。
実際に発信するときは、Rakuten Linkの発信ボタンの表示で無料対象か確認するのが確実です。
Rakuten Linkで110や119へ電話できますか?
緊急通報はRakuten Linkの無料通話として処理されるのではなく、OS標準の電話アプリで発信します。
110、119、118などへ緊急通報する場合は、画面の案内に従って標準電話機能を利用してください。
Rakuten LinkはWi-Fiだけでも使えますか?
Rakuten LinkはWi-Fiを利用できる場面がありますが、利用状況や通話相手、認証状態などによって条件があります。
また、公衆Wi-Fiなど一部のネットワークでは正常に通話できないことがあります。
Wi-Fiにつなげば必ず音質が良くなるわけではありません。
Rakuten Linkの通話でギガは減りますか?
Rakuten Linkを利用した電話の発着信とメッセージ送受信は、原則としてRakuten最強プランの料金を決めるデータ利用量には含まれません。
ただし、Rakuten Link内でも通話・メッセージ以外の機能によるデータ通信は別です。
通話品質が心配なら楽天モバイルはやめたほうがいい?
電話を何に使うかによって変わります。
家族・友人・店舗などへの日常通話が中心なら、私はRakuten Linkで大きく困っていません。
一方、電話が仕事の中心で常に高い安定性を求めるなら、標準電話アプリや大手キャリアも含めて検討したほうがよいでしょう。
ネット上の「楽天は良い」「楽天は悪い」という評価だけで決めず、自宅や勤務先など、実際に使う場所の電波状況まで確認することが大切です。
まとめ:Rakuten Linkは普段使いできる。重要な電話は標準電話と使い分ける
楽天モバイルを使い続けている私の感想は、今も変わりません。
電波が安定している場所の日常通話なら、Rakuten Linkは普通に使える。
家族、友人、役所、店舗などへ電話するくらいなら、私はほとんどRakuten Linkで済ませています。
対象の国内通話は、時間を気にせず無料です。
一方で、
・高速移動中に音が途切れることがある
・通信環境によって品質が変わる
・0570など無料にならない番号がある
・緊急通報は標準電話アプリを使う
・iPhoneは発信元によって着信するアプリが変わる
・通話品質を最優先するなら標準電話アプリのほうが安心
といった注意点は、契約前に知っておいたほうがよいでしょう。
私なら、普段はRakuten Link、失敗したくない重要通話だけ標準電話アプリという使い方を選びます。
「無料だから不便でもすべて我慢しなければならない」というサービスではありません。
必要な場面だけ標準電話へ切り替えられるので、私には使いやすいです。
楽天モバイルのギガ無制限は月額最大3,278円。
対象の国内通話はRakuten Linkなら無料なので、データ通信も電話もよく使う私には、今でも合っている料金体系だと感じています。
ただし、スマホ回線は使う場所との相性があります。
契約前に楽天モバイルのエリアを確認し、対応端末もチェックしておくことをおすすめします。
キャリアメールが使えるか心配な方は、既存の楽天モバイルのキャリアメール事情と代替手段をまとめた記事も参考にしてみてください。




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